2020年9月18日

真っ赤な薔薇

 薔薇が咲いた。
ムクゲが花の時期を終え、
少しさみしくなった我が家の庭が
また華やいだ。
真っ赤な薔薇だ。
太陽の日差しと受けたならば、
まぶしいくらいに輝く。

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 暇を見つけては、薔薇が咲く花壇の前に立つ。
「薔薇が咲いた~、薔薇が咲いた~、真っ赤な薔薇が・・・・・」
1日に何度も口ずさむ。
薔薇が咲いて、生活が潤った。
薔薇が咲いて、心が華やいだ。
薔薇が咲いて、生きる張り合いが出来た。

 我が家に薔薇の木があってよかった。
今、つくづく思う。

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2020年9月16日

霧の朝

 ここ数日、秋を感じる。
景色に、風に、空に。

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 一昨日の朝、我が地元は霧に包まれた。
夜が明けても、
太陽の日差しが地上に届かない・・・・・・。
東、西、南、北、
どちらの方向を向いても、真っ白な世界だった。
富士山は見えなかった。
周辺の山々も見えなかった。
すぐ近くを走る国道も見えなかった。
野鳥のさえずりは聞こえてこなくて、
虫の声も聞こえなくて、
いったい、自分はどこの世界に
迷い込んでしまったのだろう・・・・・・
と不安になった。
気持ちを落ち着けて、
よく目をこらしてみた。
畑の向こうの木々が霞んで見えた。
ちょっとホッとした。

 大きく深呼吸した。
稲穂の香りがした。

 風景に、空に、風に、
秋を感じた。


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2020年9月14日

雨の日

 土曜日に雨だった。
雨足強はまったり弱まったり。
朝方から夕方まで降り続いた。

 彼は仕事だった。
娘も仕事だった。
家にはゆうき1人だった。

 静かだった。
とにかく静かだった。
聞こえてくるのは雨音ぐらい。
心地よい静けさだった。

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 静けさに身を任せて、
いろんなことを考えた。
いろんなことを感じた
いろんなことを思った。

 雨音が伴奏になった。

 ふと気がつくと、かなり時間が経っていた。

 いろんなことを考えたからといって
何か名案を思いついたわけではない。
いろんなこと感じたからといって、
新しい発見があったわけではない。
そもそも何を思っていたのか忘れた。


 雨の日。
結果的にぼんやりしていたに過ぎないひととき。
生産性は全くない・・・・・
けれども、いい充電となった。

 疲労感が軽減されたように感じる。

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2020年9月11日

空と雲と木々と

 見慣れた景色のはずなのに、
何故か、突然、琴線に触れることがある。
人の心とは摩訶不思議だ。

 先日のお昼頃、何気なく窓の外に目をやった。
その場で固まった。
目が離せなくなった。
鏡で確かめたわけではないが、
きっと、きっと、呆けたような顔をしていたはず。

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 窓の外には、青い空があった。
白い雲があった。
深緑色の木々があった。
空の青と雲の白と木々の深緑と。
素晴らしいコントラストだって思った。

 写真を撮りたくなった。
描きたくなった。
綴りたくなった。

 見慣れた景色ではあるけれど、
同じ雲には二度と巡り会えないはずで、
だから、今日のこの瞬間を覚えておこうって思った。

 見慣れた景色のはずなのに、
何故か、突然、琴線に触れることがある。
人の心とは摩訶不思議だ。

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2020年9月 9日

朝の虹

 寝室を先に出た彼が舞い戻ってきた。
お目目が輝いていた。
えらく興奮していた。
何事だろうとキョトンとするゆうきに、
彼は言った。
「西の空に虹が出ているよ。」
眠気が吹き飛んだ。
身支度もそこそこに、
踊り場の窓に駆け寄った。

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 でっかい虹だった。
泣きたくなるくらい美しい虹だった。
記憶にとどめたくなる虹だった。

 どのくらいその場に佇んでいたのだろう。
ふと気がつくと、口をぽかんと開けていた。
赤の他人がそばにいなくてよかった・・・・・
つくづく思った。

 心和む朝だった。
爽やか朝だった。
幸せな朝だった。

 

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2020年9月 7日

虫の声

 キリリリリリ・・・・・
夕方暗くなり始めると、
どこからともなく聞こえてくる虫の声。
彼曰く、
「エンマコオロギだな。」
だそうな。
エンマコオロギの鳴き声はだんだんと勢いを増し、
日が完全に暮れると、ものすごく賑やかになる。
人の話し声よりも賑やかだ。
車のエンジン音よりも賑やかだ。
我が家のペット、オカメインコよりも賑やかだ。
窓を開けておくと、それこそ、
家中にエンマコオロギの鳴き声が響く。

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 どこに潜んでいることやら・・・・・・。
姿形を見せることはない。

 エンマコオロギは、明け方まで鳴き続ける。

 エンマコオロギの鳴き声を聞いていると、
暑さが緩和される。
疲れが和らぐ。
心癒やされる。

 秋だな~。

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2020年9月 4日

ありがとう

 パソコンに向かってもうどのくらい時間が経つのだろう。
キーボードを打つ手がちっとも進まない。
ようやく文字を打てたとしても、すぐに消してしまう。
思いはあふれているのに、どう活字にすればいいのかがわからない・・・・・・。
自身の語彙の乏しさを痛感している。


 誕生日の記事を綴る際はいつも同じ。
彼の誕生日の記事を綴る時は時間がかかる。
娘の誕生日記事を綴るときも時間がかかる。
自身の誕生日の記事を綴るときも、
もちろん、時間がかかる。

 ブログを開設して十数年。
毎年、彼の誕生日と娘の誕生日と
自身の誕生日には思いを綴ってきた。
彼のことを綴るのは難しい
娘のことを綴るのも難しい。
自身のことを綴るのはもっともっと難しい。

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 9月3日は、ゆうきの誕生日だ。
今年はより一層難しく感じる。


 世間は未だコロナに翻弄されている。
相手は未知なるウイルス。
いつどうなるかわからない状況下において、
元気に年を重ねられたことは、奇跡に近い幸運だ。

 もう感謝しかない。

 大地にありがとう。
世の中にありがとう。
両親にありがとう。
ご先祖様にありがとう。
彼にありがとう。
娘にありがとう。
今まで出会った人すべてにありがとう。

 ここまで綴るのに数時間を要した・・・・・。

 


 



 

 

 

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2020年9月 2日

初秋

 9月に入った。
いつの間に降り始めたのか・・・・・。
小雨模様のスタートだった。
そよぐ風に秋の気配を感じた。
世の状況がどうであろうが
経済が逼迫していようが、
やるせない思いを抱えていようが、
時は流れる。
季節は巡る。
カレンダーをめくりながらつくづく実感した。

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 かつて経験したことがない形の夏を過ごした。
秋は、秋は、秋は、どうなるのだろう。

 秋は四季の中でいちばん好きな季節だ。
暇を見つけて、小さい秋探しをしたいなと思っている。

 厳しい状況下ではあるが、
秋を満喫したい。
五感を駆使して。
心を研ぎ澄ませて。

 



 

 

 

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2020年8月31日

8月

 8月が終わる。

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 今年の8月は暑かった。
とにかく暑かった。
雨が降らないのに湿度が高い。
じっとりと体全体にまとわりつくような暑さだった。
エアコンは苦手だけれど、
エアコンなしでは暑さが凌げない。
エアコンには、連日、フル稼働していただいた。
電気代の請求が恐ろしい・・・・・。

 今年の8月は雨が少なかった。
お空に雲が広がり、
雨が降るだろうと期待しても、
実際には降らない・・・・・。
肩すかしを何度食らっただろう。
木々は、草花は、作物は、目に見えて
元気を失った。
ギラギラと照りつける日差しを恨めしく感じた。

 今年の8月は、日常にメリハリがなかった。
花火大会が中止になった。
盆踊りも中止になった。
伝統のお祭りまで中止になった。
ここ何年も、行っていない。
花火大会も盆踊りも伝統のお祭りも。
それでも、
遠く響く花火音を聞くと心が躍った。
盆踊り開催の便りを聞くと、ワクワクした。
伝統のお祭りの日が近づくと、秋の気配を感じた。
こんなにもメリハリのない8月は、記憶史上初めてだ。
世の状況がどうであれ、季節は巡る。
心だけが置いてけぼりだ。

 8月が終わる。
生涯記憶に残るであろう8月が終わる。

 

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2020年8月28日

毛玉?

 暑苦しくないのだろうか・・・・・・
オカメインコのあんずを見るたびに思う。

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 羽の下の毛が、妙に目立ってきたのは初夏の頃。
すぐに抜けるだろうと思っていた。
すぐに抜けてまた新しい毛が生えてくるだろうと思っていた。
予想は、外れた。

 羽の下の毛は抜けるどころか、どんどん伸びていった。
どんどん伸びて、伸び続けて、
梅雨に入る頃には、
エアコンの風にそよぐまでの長さになった・・・・・・。

 まさかこんなにも長くなると予想だにしなかった。

 羽の下だけでなく、体全体が毛羽立ってきたように感じる。

 「尻毛インコ」
彼は言う。
「けばんず」
娘は言う。
まるで毛玉のよう・・・・・ゆうきは思う。

 オカメインコも獣の一種だ。
全身を毛に覆われた生き物だ。
でも、それにしたってケバケバしすぎだろう。

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 一緒に飼われているくりむは、いつの間にやら毛が生え替わりすっきりした。

 個体差なのか、他に理由があるのか、生き物の神秘を目の当たりにしている。
あんずの羽の下の毛は、未だ伸び続けている。

 暑苦しく感じないのだろうか。
鬱陶しく感じないのだろうか。
あんずを見るたびに心配になる。

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