2018年11月16日

くず湯

 子供の頃、祖母が作ってくれたくず湯を懐かしく思う。
美味しかったな~。本当美味しかった。
適度にトロトロでほんのり甘くて優しい味がした。

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 くず湯は、風邪を引いた時、お腹を壊したとき、食欲がない時に作ってもらった。
お鍋に、お砂糖と片栗粉を入れ、お水で溶いて火にかける。火は弱火だ。弱火にかけつつ、菜箸でお鍋の中身をよくかき回す。途中、絶対に手を止めないこと。手を止めずにかき回し続けているとと、やがて、透明感が出てくる。透明感が出てきたら出来上がりである。
祖母はくず湯を作るのが上手だった。家族の誰よりも上手であった。

 家庭の事情で学校に通えなかった祖母に医学的知識があったとは思えない。
だが、祖母の看病は、実に適切だった。
嘔吐した後は塩水、吐き気が治まったらくず湯
具合が悪くなっても祖母がそばにいてくれると安心できた。
祖母はとにかく頼りになった・・・・・。

 子供の頃、祖母が作ってくれたくず湯を懐かしく思う。
美味しかったな~。本当美味しかった。
適度にトロトロでほんのり甘くて優しい味がした。

 久しぶりにくず湯を作ってみようかな。
お腹を壊したわけではないが、くず湯が食べたい・・・・・。

 

 

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2018年11月14日

熊出没・・・・・

 とある日曜の午後、 防災無線が流れた。
熊の目撃情報だ。
またかと思った。近年、どこそこで熊を見かけたという話を頻繁に耳にする。
見かけたという地点のほとんどが市内である。
以前は、人間が住むところで熊が出没するということはなかったのに・・・・・・。

 耳を澄ませて、放送を聞くと、な、なんと、熊が出没した地点は娘の職場の近くであった。
うそでしょ?と声に出してつぶやいた。びっくりした。頭の中は大パニックであった。
ついに、ついに、ここまで来たかと思った・・・・・
娘の職場は、森に囲まれている。はっきり言わなくてもド田舎だ。
が、しかし、目と鼻の先に大きな病院がある。支援学校がある。十数メートル先には国道が走り、国道を隔てたところには県立高校がある。
もし誰かが(徒歩や自転車など体がむき出しの時)熊に遭遇したら・・・・・シャレでは済まされない。
目撃情報が、目撃した人の見間違いであったらどんなにいいか・・・・・冗談抜きで思った。

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 情報から2週間余りが経過したが、展開はない・・・・・。

 目撃された熊は、今どこでどうしているのだろう。
願わくば、ねぐらで元気にしていてほしい。
人間同様、熊にも生きる権利がある。
熊が人を襲う、熊を射殺、両方とも絶対に嫌だ。

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2018年11月12日

話す

 彼は色々と悩んでいる。
娘も色々とと悩んでいる。
ゆうきもまた色々と悩んでいる。

 物心ついた時から今日に至るまで、悩みがなかった時期はあっただろうか・・・・・。
おそらくなかったと思われる。
彼や娘も同様だろう。

 そもそも悩みがない人なんているのだろうか・・・・・

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 一家3人が揃うと、話題には事欠かない。3人が3人ともよく話す。それぞれに抱える悩み心配事相談事etc.
時に怒りながら、時に苦笑いしながら、また時に深刻そうな顔をしながら話す。
話して話して話しまくって、聞いて聞いて聞きまくって、いつの間にやら、時間は過ぎていく。
話したところで悩みは解消しない。
だけれども、打ち明けることでポジティブになる。
がんばろうという気持ちになる。
どんな時も家族は家族だけは味方だ

 昨年の今頃抱えていた悩みはとりあえず解消された。
今かかえている悩みはいつ解消されるのだろう。
来年の今頃はどんな悩みを抱えているのだろう。

 生きているから悩む。生きているから苦しい。生きているから楽しい。
大切に思うからこそ心配になる。

 今宵は、どんなことが話題になるのだろう・・・・・・。

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2018年11月 9日

最初の夕食に

 結婚する数日前、密かに購入した本は料理本であった。

 ゆうきは、独身の頃、ほとんど料理をしなかった。
いつも、祖母や母親任せで、ゆうきはもっぱら食べる専門であった。
たまに、お手伝いをしたが、野菜を切るのがせいぜいで、仕上げはいつも祖母もしくは母親であった。
祖母や母親が作るご飯は美味しくて、自分も作れるようになりたいと思ったが、行動に移すことはなかった。
忙しいことを言い訳に。疲れていることを言い訳に。

 新生活を始めた最初の日、
出勤する彼を笑顔で見送りつつ、頭の中は夕食の事で頭がいっぱいであった。
洗濯物を干しながら夕食の事を考えた。
掃除機をかけながら夕食の事を考えた。
カップラーメンで昼食を摂りつつ夕食の事を考えた。
”結婚する数日前、密かに購入した料理本”をペラペラめくった。
ペラペラ、ペラペラ・・・・・当然のことだがどれも美味しそうだ。
さんざん、悩んで考えて迷った結果、南瓜の煮物を作ることにした。

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幸いにも最寄りのスーパーにて、お手頃なお値段で南瓜が手に入った。
買い物から帰ってからは料理本にずっと釘づけだ。
何度も何度も読んだ。読んで読んで読んで読みまくってレシピを頭に叩き込んだ。
そう、ゆうきは煮物ひとつ作れないま嫁いでしまったのだ・・・・・。
南瓜は煮物を作る分しかない・・・・・失敗は許されなかった。
南瓜を切るまでは何とかなった。
問題はここから・・・・・・
鍋に南瓜を入れ浸るくらいのお水を入れ、お砂糖とお醤油も入れて、火にかけた。
これでよかったのだろうか、無事に出来上がるのだろうか・・・・・料理本にある写真と目の前にある鍋の中身を、何度も何度も見比べた・・・・・。
落ち着かなかった。心臓がバクバクした。
どのくらい時間が経っただろう・・・・・やがて、キッチンに甘い香りが漂い始めた。
ホッとした。心底ホッとした。ホッとしすぎて力が抜けた・・・・・。

 南瓜を見るたびにあの日あの時のことが蘇る。
生まれて初めて作った煮物は、案外、美味しかった。
彼も美味しいって言ってくれて、最高に幸せな気持ちになった。

 結婚する数日前、密かに購入した料理本は今も手元にある。
だいぶ古びてしまったが・・・・・・。
あまり必要としなくなったが、これから先も手放すつもりはない。

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2018年11月 7日

今年も

 パソコンに向い、文字を打っては消し打っては消しを何度繰り返しているのだろう。

感慨深くて、あまりに感慨深くて、文章にならない。
思いは泉のようにあふれているのに・・・・・・。
だが、ゆうきは綴る。
何時間かかろうが綴る。
雨が降ろうが槍が降ろうが綴る。
もしも、パソコンが突如として機能しなくなったら、スマホに切り替えて綴る。
無い知恵を振り絞って綴る。
2018年11月6日を忘れないために。
何を思っていたか残すために。

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 前の日、試しに彼に聞いてみた。
「ねぇ、明日が何の日か知っている?」
「はぁ?結婚記念日って言いたいんだろう?」
彼は面倒くさそうに答えた。
ご名答!
彼も忘れてはいない模様。
まことに喜ばしい・・・・・。

 ゆうき夫婦は、結婚記念日にこれと言って何もしない。
普段通りの朝、普段通りの会話、普段通りの食事、普段通りの夜。
平々凡々に過ごす。
これがゆうき夫婦の結婚記念日の過ごし方である。
何がなくとも、何もしなくとも、夫婦が心身ともに健康であれば、それで良しと思っている。
お互いがお互いを愛おしいと思えればそれで良しと思っている。
欲がないと言われたことがある。でも、これから先もずっと一緒に月日を重ねたい・・・・・これ以上の欲はないとゆうきは思う。

 何もしないから、平々凡々だから、ゆうきは綴る。ブログ記事にする。
毎年の11月6日を忘れたくないから。とてもとてもとても大切な日だから。

 2018年11月6日・・・・・今年も無事に結婚記念日を迎えられたことに心から感謝だ。

 

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2018年11月 5日

寒空

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 曇り空は嫌いじゃない。いつも、流れゆく雲を眺めては想像を膨らませては1人楽しんでいる。
でも晩秋から冬にかけての曇り空は別。大嫌いと言ってもいい。想像するにしても悪い想像しかできない・・・・・・。

昨日は午後から曇りであった。
大空を見回してみたけれど、青空の箇所はなかった。
日差しもなかった。
富士山は暑い雲に覆われて見えなかった。
夕方には雨になった。
富士山頂付近はたぶん雪だっただろう・・・・・。

 初霜はもう降りた。
初氷の日も近いだろう。
今年の初雪はいつのなるのだろう。
そう遠くない気がする・・・・・。
この冬、雪は何回降るのだろう。
生活に支障が出るほどの大雪はあるのだろうか。
雪の日の運転は怖い。
冗談抜きで、本当、怖い。
でも、生きるため運転しなければならない。
彼の心配と娘の心配と自身の不安と・・・・・心臓がいくつあっても足りない・・・・・・。

 冬場の曇り空は、本当、大嫌いだ。

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2018年11月 2日

初霜

 霜が降りた。初霜だ。
昨日の朝の事であった。
裏の畑が真っ白。木々の葉も真っ白。砂利の駐車場も真っ白。
家々の屋根も真っ白。フロントガラスも真っ白。ついでにゆうきの頭の中も真っ白・・・・・。
近いぞ近いぞと覚悟はしていたがついに来たか・・・・・深いため息をついた。

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 畑や休耕田、庭先に降りる霜は風流だ。
文才がなくとも、詩や俳句を綴りたくなる。
だが、アスファルトの道路やフロントガラスに降りる霜は厄介でしかない。
道路に霜が降りたら滑る。スリップ事故の可能性が大。
フロントガラスに霜が降りたら、前が見えない!
これからが大変だ。
早めに起きて、フロントガラスに降りた霜をそぎ落とし、早めに家を出なければならない。
ゆうき夫婦は午前3時半過ぎに起床する。これ以上の早起きはつらい辛すぎる。

 風流を愛でる気持ちと厄介さを嘆く気持ちが交錯する。

 わが町に本格的な冬がやってきた。

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2018年10月31日

ハロウィン

 ハロウィンとは何ぞや。
いつの間に日本に浸透した?
テレビやインターネットを見聞しつつ、つくづく思う。

 ちょっと前まで、ゆうきの中でハロウィンは遠い西洋の国の行事にすぎなかった。
にぎやかできらびやかで、まるでおとぎの世界の様だと思っていた。
憧れは強かった。
でも、身近になるとは夢にも思っていなかった。

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 細かい事情はどうであれ、楽しい行事が増えたことは喜ばしい。
ゆうきも楽しませてもらっている。
ハロウィン一色のお店を物色したり、限定スイーツを頂いたり。

 つい先日、彼が言った。
「ハロウィン当日に渋谷に行きたい。賑わいを間近で見たい。」
って。
夫婦して同じことを願っていたとは・・・・・ちょっと笑えた。

 彼は月末忙しい。
休みを取るなんて無理だ。
夫婦の願いか叶うのはいつになることやら・・・・・。

 願いが叶うまでは、ネットやテレビでハロウィンを体感するとしよう。
元気でいれば、いつか行けるはず。

 

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2018年10月29日

つるべ落とし

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 日が暮れるのが早くなった。
ぼやぼやしているとあっという間に暗くなってしまう。

 ”つるべ落とし”とはどこの誰が考えた言葉なのだろう。
秋の夕暮れ時をよく表現している言葉だと思う。

 何故かな~。
日が短くなったからと言って1日が24時間であることに変わりはないのに、なんだか焦りを感じてしまう。
損した気分になってしまう。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ・・・・・主婦の夕方は忙しい。
感傷に浸っている暇なんてない。

家に着いたならば、さっさと行動開始しよう。
 

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2018年10月27日

おめでとう

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 57年前の今日、彼はこの世に生を受けた。

 今日、彼は仕事で、まだお空が真っ暗で街灯がこうこうと燈っている時に起床して、東の空がようやく白み始める頃に出かけて、明るくなり始めた頃に職場に到着した。
今頃は、きっと、額に汗して働いているだろう。
何気ない1日が始まった。
大切にしたい1日が始まった。


 いつも通りだけれど、いつもとは何かが違う日。
目に入る日常、生活音、漂う香り、肌触り、今食べようとしている朝食・・・・・五感で感じるものすべてを特別に感じる。
彼の誕生日は毎年そうだ

 57回目の誕生日に彼自身は何を思う。
口にせずともあふれる思いはあるだろう。
今日という日を忘れずにいてほしい。
 

 今年も元気に誕生日を迎えることができた。
これ以上喜ばしいことがあるだろうか。これ以上の幸せがあるだろうか。
彼をこの世に送り出してくれたご両親に感謝。
彼の祖父母、ご先祖様にも感謝。
彼の兄、弟妹、親戚、同級生、先輩後輩、上司に部下、同僚etc.彼が今まで携わってきた人たち、今、携わっている人たちにも感謝。
感謝感謝感謝、感謝の嵐だ。
おかげさまでこの日を迎えることができました。ありがとうございます。

 1日が始まった。何気ない1日が。
今日は、今日は、彼の誕生日だ。

 ケーキは今夜いただきます。

 

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