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2009年1月 4日

母の手

今日、実家に里帰りした。久々に、母と二人で台所に立つ。包丁で野菜を刻む手を思わず見つめてしまう。いつの間に、こんなに小さくなってしまったのだろう。昔はもっと大きかったのに。ごっつくって、ぶあつくて、女性の手とは思えないくらい、たくましかった。子供の頃はそんな母の手がただ、ただ恥ずかしかった。口に出して言った事はなかったが、友達の母親の細くて、白くて、すべすべした手がうらやましかった。幼かったな、愚かだったな、何もわかっていなかったなと今になって感じる。母はその手で、畑を耕して自家製の野菜を栽培し、内職をして家計を助け、私と弟を育て上げた。春にはよもぎを摘み団子を作り、夏には私の大好物である糠漬けをつけ、秋には秋刀魚ご飯を炊き、冬には白菜漬けやこれまた、手作りの干し柿を味わった。おかげで私の生まれ育った家はいつも、季節感であふれていた。風を目で、耳で、鼻で、舌で、肌で、感じながら育つことができた。母の手はいつも誰かを守り、支えてきた手だと思った。そんな、母の手に尊敬の念を抱く。そして一歩でも近づきたい・・・・・・・・・。近づけるかな。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

大丈夫ですよ。
嫌でも自分の母親に似てくるもんですよ。

ましてそんなすてきなお母様を
尊敬されてるゆうきさんなら
ぜったいになられますよ。

投稿: patapataokan | 2009年1月 4日 21時54分

大人になって初めて分かる事がたくさんあります。
お母様を尊敬されているゆうきさんなら
きっとどんどん近づいて行かれるのでしょう。
私も尊敬と言うほど深く考えた事はありませんが
母が大好きですよ。

投稿: ☆あめだま | 2009年1月 4日 23時13分

不思議と年月と共に母親に似てくるものですよね。
あたしは忘れっぽいところが似てきて嫌ですけど(笑)ゆうきさんのお母さんは素敵な方ですね。優しいところもきっとお母さん譲りですね♪

投稿: みーちゃん | 2009年1月 5日 12時06分

うちの母と同じです・・・。
畑を耕し、百貨店にも勤め、休日には山菜を取ってはお店に卸しに行ったり、働き通しの母でした。
今、やよ家とは正反対の海側の小さな町で一人暮らしをしています。
子供が大きくなったせいもあるんですが、2年近くも帰っていません。

この記事を読んで、忙しい生活のなかで、忘れていた事を思い出しました。
ゆうきさんありがとう!

投稿: やよ | 2009年1月 5日 14時21分

okanさま

子供の頃からすきだった母の味、少しずつでも教わって行こうと思います。せめてもの、親孝行かな?

投稿: ゆうき | 2009年1月 5日 20時17分

☆あめだまさま

若い頃は(今も?)ずいぶんと反抗的な態度をとっていたんですよ。照れ屋な所を直すことが今の私の課題かも。

投稿: ゆうき | 2009年1月 5日 20時23分

みーちゃんさま

そうそう、欠点ほど早く受け継がれて行くものだと実感しています。遺伝子には勝てない?少しがさつな所、よく似ていると思います。

投稿: ゆうき | 2009年1月 5日 20時29分

やよさま

すごく働き者のお母様ですね。きっと、やよさんのため、家族のため頑張って来られたのでしょうね。昭和の母かな。この世代の人達がいて私達がいる。やよさんの思いが故郷のお母様に届きますように。

投稿: ゆうき | 2009年1月 5日 20時40分

大変遅くなりました。
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

私の家も季節感が常に感じられました。
お漬物や干し柿、梅干作り・・・
母の味で溢れていた気がします。
いつまでも若い頃の母のように
ずっと元気でいてほしいと
いつも願っています。

投稿: うにゃ | 2009年1月 6日 19時30分

うにゃさま

おめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。

私も季節感あふれる食卓を目指したいです。
そうですね、年をとっても親は親。ずっと元気でいてほしいという願いは同じです。

投稿: ゆうき | 2009年1月 6日 23時12分

私、sakupoohと申します。
ご無沙汰しておりますm(_ _;)m

ステキなお母様ですね
すでに私にはゆうきさんもステキな方だと感じますよhappy01

自分が親になってみて初めて親の気持ちがわかるっていいますけど、ホント親は尊敬できるほど凄いと思いますwobbly

投稿: sakupooh | 2009年1月 7日 01時39分

sakupoohさま

お久しぶりです。
本当にそうだと思います。いくつになっても親は越せない。そんな気がします。

投稿: ゆうき | 2009年1月 9日 00時49分

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