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2010年4月

2010年4月28日

家庭訪問にて

Photo  昨日は娘の家庭訪問だった。掃除にお茶の準備にと気が張っていただけに無事に終わってくれてホッとしている。
 娘の担任は若さあふれる20代の男性教諭。昨年度に引き続き二年目だ。ベテラン教諭を希望していた娘はかなり不満顔。
「私は、担任運を小学校で使い果たした。」
なんて中三に進級して以来毎日のようにぼやいている。学校の先生も大変だな~とつくづく思う。
 娘の気持ちはわからなくもない。ゆうきも中三進級時、似たような事を母親に愚痴っていた。当時のゆうきの担任は大学を卒業したばかりの新米男性教諭。異性を意識し始める微妙な年頃だったこともあって、この先真っ暗だとまで感じていた。上手く言葉に出来ないけれどどこか物足りない気がしてベテラン教師が担任である隣のクラスを心底、羨んだ。きっと卒業したらすぐに忘れるだろうと思っていた。
 が、しかし、大人になった今、振り返って最も印象に残っている先生は中三時の担任教諭だ。テレビドラマに登場するような熱血先生とは程遠い大人しい先生だった。が、心の目は鋭かった。小さな努力も決して見逃さなかった。
「ゆうき、よくがんばってるな。」
何をやっても不器用でコンプレックスの塊だったゆうきを、褒め続けてくれた。
 あの当時の小さな励ましは、大きな励みとなって今もゆうきの心を支え続けている。担任されている時は実感できなかったけれど、ゆうきは運に恵まれていたのかもしれない。

 若さあふれる娘の担任教師。まだ20代。純粋で真面目な好青年だ。ベテラン教師に比べて蒼いのは当たり前だ。
誰にだって最初はある。木の実が熟すように徐々に徐々に色づいていってくれれば良い。色づく頃にはきっと生徒の方も成長を遂げているはず。がんばれ~!新米教師。

写真は、家庭訪問の際、お出しした手作りクッキーです。先生は食べないとわかっているけれど自分が食べたいから焼きました。

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2010年4月26日

安心できる木

Photo_2   白樺を見ていると安心できる。雨の日も風の日も晴れの日も、若葉の季節も葉が黄色く色づく季節も葉が雪が降り積もる季節も、疲れている時も落ち込んでいる時も。白樺・・・一番最初に覚えた木の名前でもある
 実家の近くには道の両脇に白樺が植わった市道がある。ゆうきはその並木道を通って学校へ通っていた。小学校、中学校、高校・・・・・・12年間白樺並木を歩き続けた。霧雨で周辺の山々が覆い隠されている日でも白樺が見られない日なんて一日たりともなかった。いつもいつも必ず視界に入っていた。通算するとどれほどの回数になるのだろう。たぶん実家の庭木とそう変らないはずだ。登校時、白樺を見ると「よし、今日もがんばろう」と言う気になれた。帰り道で白樺が目に飛び込んでくると疲れもモヤモヤも癒された・・・・・。

 あれから二十数年・・・・・。白樺並木を歩くことがなくなっても、白樺に対するる思いは変わっていない。白樺・・・・見ていると安心できる木。

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2010年4月24日

雨の日は・・・・・

Photo  夫と行動を共にする日は何故か降水確率が高い。一昨日も先週の木曜日もその前の休日も・・・・・。今に始まったことではなく付き合い始めた当初から、あの日もこの日も・・・と数え上げたらきりがない。夫婦どちらかの普段の行いが悪いのかそれともたまたまそういう巡り会わせなのか・・・不思議だ。
 一昨日もやはり雨。朝、戸を開けながら空を見上げ思わず笑ってしまった。こうなったら雨を楽しんでしまう。嘆くよりもその方が絶対に良い。せっかくの休日なのだから。ゆうきは自身に言い聞かせる。

 「ちょっとだけだぞ。」
買い物を済ませ家路へ着く前に夫が公園に立ち寄ってくれた。何かブログネタはないかと目を皿のようにしてるゆうきを気遣ってくれたらしい。
 冷たい雨が降る公園、しかも午後とあって人影はまばら。ほとんど貸し切り状態だ。傘とデジカメを手にゆっくりのんびりと歩く。自宅から数十キロ離れたこの地ではすでに初夏の装い。肌では実感することは難しいが季節は着実に移り変わっている・・・・・。そのことにホッとする。池の水面に揺れる新緑が美しくて、傘にあたる雨の音が意外にも心地好くて佇んだまましばらく動けなかった。雨が降る公園も悪くない。雨の日だからこそ感じられる何かがたくさんあるのだから。
 

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2010年4月21日

三重奏

Photo  ここは花をテーマとした公園ではない。夫の通勤道だ。特に目的地のないドライブ。しかし、足は自然と花が咲いている方角へと向く。お疲れモードの心身が癒しを求めているのだろうか。この日も、車窓を流れる桃畑をただぼんやりと眺めていた。眺めていたら思わぬ光景が目に飛び込んできた。桃と菜の花と水仙が同時に咲いている。
「ねえねえ、ここで車、止めて!」
気付くと叫んでいた。嬉しくて興奮して他に言葉が出てこない。おそらくゆうきと同じ思いを抱いたであろう人が数人、カメラを構えていた。ゆうきも愛用のデジカメを手にしていたがすぐには行動に移せない・・・・・。桃と菜の花と水仙・・・・・それぞれの花がそれぞれの良さを醸し出し絶妙なハーモニーとなっている。瞳で楽しむ三重奏だ。この地域のこの時期ならではの光景をまずは瞼に焼き付けようと思った。あいにくの小雨模様の空だったけれど、心にかかった靄が徐々に晴れていくことを実感できた。

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2010年4月19日

いってらっしゃい。

Photo  四月も中旬を過ぎ、ここのところ朝明るくなるのが早くなったと実感している。写真は今朝5時7分の空。夫が出かける直前だ。この明るさだとベランダから運転席に座る彼の姿を確認できる。ほんのちょっとしたことだけれどこれだけでも随分とホッとできる。
 まず玄関で「いってらっしゃい。」をしてその後、ベランダへ行き夫の車が見えなくなるまで見送る。出産で里帰りした時や彼の方が出張等で家を空けている時は、電話で「いってらっしゃい。」を言ってきた。彼の声の調子を確認しながら。夫婦喧嘩をしている時もそれを持ち越さず笑顔で見送るよう心がける。誰かに変ってもらったことはない。雨の日jも風の日も雪の日も欠かしたことのない大切な日課だ。思えば、ゆうきの母がそうだった。どんなに忙しくても具合が悪くても、必ず玄関先まで来て、「いってらっしゃい。」を言ってくれた。父にゆうきに弟に。目を見てその日の健康状態を確認しながら。「いってきます。」と大きな声で応えないとやり直しさせられた。時にうっとおしいと感じながらも、何らかの都合で母の「いってらっしゃい。」がない日はなんとなく元気が出なかった。
 妻となり母となった今、あの「いってらっしゃい。」に込められた思いが痛いほどわかる。交通事故に気をつけて欲しい。今日も一日元気でいて欲しい。無事に帰って来て欲しいetc.
さりげないことではあるけれどとても大切なことだ。これだけでも事故にあう確立が随分と減ると思う。
「いってらっしゃい。」 ゆうきはこれからも夫と娘に言い続ける。さりげない日常の大切な儀式。

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2010年4月17日

雪見桜

Photo  ”開花宣言”から一週間、自宅近くの公園の桜並木は、その後も順調に花の数を増やしていった。満開になったらぜひとも記事にしようと思っていた。思っていた矢先にまさかの大雪注意報。今朝起きて窓を開けたら一面の銀世界が広がっていた。思わず言葉を失ってしまったのはゆうきだけではないはずだ。積雪13cm、最低気温はマイナス1.5℃。
 朝の家事を済ませた後、ダウンジャケットに長靴と言う重装備で早朝散歩に出た。周辺の山々も車も民家の植木も綿帽子をかぶっている。真冬さながらの光景だ。公園も当然のことながら真っ白。ブランコもジャングルジムも隣接しているグランドも。唯一、桜だけが今が四月であることを主張している。この地に生まれ育って41年、四月の雪は何回か経験しているが、こんなにも重そうな綿帽子をかぶった桜を見るのは初めて。桜はじっと耐えているかのようだ。雪の重みとこの時期では考えられない気温に。来る日も来る日も見続けてきただけに胸にグッと来るものがある。儚さの裏側に潜んでいる生き強さに鼻の奥がツーンとした。今年の春は例年とは違っていた。春が来たと思ったらまた冬に逆戻りといったことを何回も繰り返した。長く降り続いた冷たい雨で木全体が凍りついた日もあった。過酷な気象状況を乗越えようやく満開を迎えたと思ったら大雪。桜は何を感じているのだろう・・・・・・。枝を折ることなく花びらを散らすことなく咲き続けている桜に、心からのお疲れ様とありがとうを贈りたい。

 

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2010年4月14日

騙されて・・・?

Photo  自宅から少し離れたスーパーで瑞々しい葉っぱが付いた大根を見かけた。
「わ~お!こんなのは久しぶり。」
ゆうきは迷うことなくカゴに入れた。胸がワクワクする。この葉っぱを使って何を作ろう・・・・・炒め物、煮浸し、ふりかけ・・・・・・なるべく早く料理しないとしおれてしまう・・・・・。根の方は完全に消し飛び考えること大根葉のことばかり、レジに並んでいる時から心はキッチンにいた。
 ゆうきが知る限り、実家では大根葉を捨てたことがない。漬物に炒め物・・・・・いつも何らかの形で調理して食べている。
「大根は捨てるところがない。」
母の口癖だ。大根が食卓に乗る日は必ずと言って良いほど葉っぱを使ったおかずもある。幼い頃から見続けてきた当たり前の光景だ。
 実はゆうき、最初から大根葉の料理が好きだったわけではない。小学校高学年の頃までは、「こんなの食べられない。」と思っていた。苦いという固定観念があってどうしても箸を伸ばすことが出来なかった。
「騙されたと思って食べてごらん。栄養あるんだよ。一口でいいから。」
きっと、ゆうきが食わず嫌いを続けていることに心を痛めていたのであろう、ある日、母は諭すように言った。
「え~、一口だけだよ。」
しぶしぶちょっとだけ口に入れた。瞬間、なんともいえない風味が口いっぱいに広がった。
「これってこんなに美味しかったの?」
これまで抱いていた固定観念が見事に覆された。これまで見向きもしなかったことをとても後悔した。以来、大根葉の料理は好物となった。何はさておいても一番最初に箸が伸びる。

 どう調理しようかと散々迷った末に炒め物を作ることにした。大根葉を美味しいと思えるようになったきっかけとなった料理だ。
 レシピは簡単、サッと湯通しした大根葉を細かく刻み、サラダ油で炒める。大根葉がしんなりしてきたら卵を投入、大根葉とからめるようにする。卵に火が通ったらかつお節を入れる。仕上げにお醤油を回しいれ火を止める。質素な惣菜ではあるけれどご飯ととても良く合う。

大根葉には多くのビタミンA、C、カルシウム、カロチンが含まれていて体力や抵抗力を増強する。母が細かいことを知っていたかどうかは不明だがゆうきは健康だ。
体に良い料理、これからも作り続けたい。家族の元気と笑顔を保つために。あの時、騙されて良かった・・・・心から思う。

 

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2010年4月12日

開花宣言

Photo  自宅近くの公園の桜がようやく開花した。(一昨日撮影)今年は、例年に比べて蕾が膨らんでから開花するまでの期間が長かった・・・・・・。デジカメを手に毎朝のように見に行っていたがいつも肩透かし。今か今かとここまで首を長くした年はなかったように思う。ひょっとして今日もダメなのかな?と溜息混じり見上げたその先に開きかけた一輪を見つけた時は体中が熱くなった。嬉しくて嬉しくてあらゆるアングルからシャッターを切った。何枚も何枚も・・・・・。満開な桜も良いけれ咲き始めの桜も風流だ。ここは桜の名所ではない。樹齢〇〇年を誇る木もない。報道陣が来ることもない。だが、それゆえ、じっくりと眺めることが出来る。桜の名所の桜や樹齢を誇る老木の桜が惚れ惚れする美しさだとすると、この公園の桜は肩肘を張る必要のないホッとできる美しさだと思う。桜を心から愛でるなら誰もいない早朝が狙い目。しばらく楽しめそうだ。

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2010年4月10日

気を付けてね。

Photo  夫が一昨日久しぶりに丸一日お休みがとれた。願いに願い続けた休日。ほぼ1か月ぶりだ。特別、何かを手伝ってくれるわけではないけれど、朝、娘が学校へ行く時間帯に夫がいる、ただそれだけで嬉しい。
 まったりした朝の時間帯を過ごし、恒例のドライブへ。疲れているのでは?と懸念したが一日中、家にいたら気持ちが腐ってしまうそうな。それもそうかもと妙に納得した。
 行き先は隣県のショッピングモール。娘の春物の洋服を物色し、昼食をとり早めに帰路に着いた。天気も良いことだし、どうせなら森林浴でもとちょっと遠回りをした。車は冬と春が共存する林道へ。ゆうき一家が密かに”鹿出没ゾーン”と呼んでいる道だ。夫は知らないが、ゆうき自身はショッピングそのものよりも鹿を見つけることの方がメインだったりする。
「探していると見つからないんだよね~。」
「そうそう。」
どうしても見たいというわけではないから気は楽だ。林道をひた走りそろそろ町中に近づいて来た頃、夫が叫んだ。
「いた、いた、いたぞ。」
「へっ?」
夫はいったん車を止め、後続車が来ないことを確認してから車をバックさせた。
今の音で逃げてしまったのでは?と思ったが鹿は微動だにせずこちらを見つめていた。エンジン音に驚いている様子はない。窓を開けデジカメを構えても逃げる気配すら見せない。こんなのは初めてだ。ゆうきは夢中でシャッターを切り続けた。撮影の間、鹿はジッとこっちを見つめていた。「鹿はゆうき達のことをどう思っているのだろう・・・・・?」ふとそんな考えが脳裏をよぎった。いつもであれば、鹿の方が逃げてしまうのに、今回に限って先にその場を後にしたのはゆうき達の方だった。サイドミラーで確認したら鹿はきょとんとした表情で車を見送っていた。鹿をデジカメに収めることが出来たことは嬉しいけれど、ここまで警戒心がないと返って心配になる。この林道は猛スピードで走りぬける車ががたくさん通る。心ないハンターもいる。交通事故にあわないで欲しい。誰にもつかまって欲しくない。「鹿さん、気を付けてね・・・・・・・。穏やかで幸せな毎日を送ってね。」
 

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2010年4月 7日

祖先の知恵

Photo  知人から珍しい食べ物を頂いた。”しみ芋”。ゆうきにこの食材の思い出はない。見るのも初めて聞くのも初めてだ。
 しみ芋はゆうきの住む市から10km程離れた村に伝わる保存食。冬の寒い日に畑にゴザを広げて収穫したジャガイモを広げる。ジャガイモが凍ったところで踏みつけ中の水分を搾り出す。それを2~3回繰り返した後、天日に当て十二分に乾燥させる。食べる時は水から煮る。飢饉などで作物が摂れない時に食べられていたそうだ。兼業農家に育ち、小さい頃から自宅の畑で摂れたジャガイモを食べ続けてきたゆうきもこんな保存方法があるとは知らなかった。しみ芋、だいたい干し椎茸と同じくらいの大きさ重量だ。遠い昔、人々は食べ物がない時、しみ芋を分け合い飢えをしのぎ命を繋いだ。交通機関が発達していなかった当時の食糧事情はゆうきの想像を絶するくらいの悲惨さがあったことだろう。しみ芋が伝わる村とゆうきの出身の市は10kmほどしか離れていない。当時の人々なら平気で歩いていたはずだ。手法が伝わっていても不思議ではない。ゆうきの先祖もしみ芋を食べていた可能性がある。もし、しみ芋がなかったら、ゆうき自身もこのしみ芋を快く譲ってくれた知人もいなかったかもしれない。
 今日、丸一日、水につけて置いたしみ芋を煮てみた。教えられた通りに水から弱火でコトコトと。味付けは塩オンリー。出来るかどうか心配だったが何とか無事に仕上がった。早速、娘と二人試食。意外にももっちりとしている。
「思っていたよりいけるんじゃない?」
「うん。」
しみ芋を初めて見た瞬間、これって食べられるの?と疑心暗鬼になった自身を恥ずかしく思う。
しみ芋を考え出した祖先の知恵に敬意を表したい。

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2010年4月 5日

もうすぐ

Photo  自宅前の空き地が、近くの公園の芝生が茶色から緑色に変りつつある。つい一週間ほど前は小さすぎて何の植物なのかわからなかった芽が今ならはっきりわかる。クローバーだ。この朝の最低気温は氷点下。霜が降りた。ゆうきはゴミ捨てに行くのに身をかがめるようにしているのに三つ葉は寒さをものともせずにしゃんとしている。息吹の力強さははかりしれない。
 ちなみに、ここは小学校に面した公園の片隅。娘が生まれて初めて四つ葉のクローバー探しをした場所だ。今年もここで誰かが四つ葉探しをするのかな?一等先に見つけることが出来るのはどんな子なんだろう。見つけられずに泣きべそをかいてしまう子もいるのかな。見知らぬ誰かさんを思い浮かべるとついつい笑みが浮かんでしまう。ここの小学校の入学式は明日。始業式は明後日だ。今は静かな公園ももうすぐ子供たちの歓声に包まれる。四つ葉のクローバーを見つけられる子も見つけられない子も、そんなことに最初から興味がない子も元気で幸せな学校生活を送ってほしい・・・・・・心から願う。

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2010年4月 3日

お腹に優しい?

Photo  体の調子が悪い時でも食べられるものがある。特別に大好きと言うわけではないけれど、自然と喉を通っていくお腹に優しい食べ物が。人それぞれだと思うがゆうきはくず湯だ。小さい頃、具合が悪いと言うと出てくるのがくず湯だった。風邪で熱がある時もお腹を壊している時も学校行事等で体がボロボロに疲れている時も、おかゆは食べられないのにすりおろしたりんごさえも食べたいとは思えなかったのにくず湯だけは別格だった。くず粉と砂糖オンリーで作るシンプルな食べ物だが食べられることでホッとできた。くず湯を作ってくれるのはいつも祖母。祖母は何回もくず湯を作ってくれた。病んでいる最中は水をお目に入れてゆるゆるの飲む形のくず湯に、ちょっと元気が出てくると水を少なめにして食べる形のくず餅にして。「早く治ってほしい・・・・・・元気になってほしい」 祖母の心遣いが体の芯に沁みこんでいき、またがんばろうという気持ちになれた。

 今日、スーパーで片栗粉を見かけた。あの頃を思い出し、くず餅を作ろうと思った。

片栗粉と砂糖を鍋に入れ水で溶きそのまま火にかける。生地が白色から半透明になるまで菜箸でかき回し続け半透明になったら火を止める。当時はそのまま食べていたが、今日はスプーン二つを使って形を整えそこにきな粉と黒蜜をかけた。
 シンプルさが返って受けたのか、娘は思いのほか喜んでくれた。ゆうきのおやつレパートリーがまた一つ増えた。 

 

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