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2010年5月19日

白い女の子

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 小学生の頃、友達の家に遊びに言った際、出されるおやつがとても楽しみだった。薄焼き(小麦粉、砂糖、卵、牛乳を合わせフライパンで焼いたもの) 大学芋、草だんご、季節の果物etc. 昭和50年代前半、出されるおやつといったらどこの家も似たり寄ったりだった。が、同じ薄焼きでも同じ大学芋であっても各家庭様々で形も味も自分の家の物とは微妙に違っていて、それを味わうことはなんとも表現しがたいワクワク感があった。

 確か小学校2年生の時だったと思う。当時、ゆうきのクラスメイトにMちゃんと言う女の子がいた。透き通るような白い肌をしていて少し茶色がかった髪をおかっぱにしていて、ゆうきが住む地方の人達とは違ったイントネーションで話す女の子だった。特に美少女と言うわけではないが周りの女の子たちに比べて垢抜けていて、”M”と言う名前自体も今現在、娘世代のクラス名簿に載っても違和感がないくらいオシャレで可愛らしかった。
 ゆうきとは、特別に親しかったわけではない。朝や帰りに顔を合わせれば二言三言、言葉を交わす程度。好きとか嫌いとかいう感情を抱くこともなかった。そんなある日、クラスで学習発表会をすることになった。Mちゃんとゆうきは偶然、同じグループになった。早速、発表の練習をと学校が終わった後、一旦家に帰り、Mちゃんの家に集まることになった。他のクラスメイトは違った雰囲気があるMちゃんの家に行くことは未知なる世界に足を踏み入れるかのようにドキドキした。Mちゃんの家の細かい間取りは覚えていない。だが、その時、出されたおやつは覚えている。マフィンだ。
「ママが作ったんだよ。」
Mちゃんは得意そうに話した。洋菓子をおうちでしかもこんなにふわふわに焼き上げるなんて信じられない・・・・・。Mちゃんのお母さんはすごいな~。ゆうきも大人になったらこんな風なケーキを作れるようになりたい・・・・・・。会ったこともない(その日は家にいなかった)Mちゃんのお母さんに強い憧れを抱いた。Mちゃんともっともっと仲良くなりたかったけれど、ぜひ一度、お母さんに会ってみたかったけれど、Mちゃんはそれからすぐ転校してしまった。

 30年以上もの月日が流れ、あの時願っていた通り、ゆうきは洋菓子系のお菓子を作れるようになった。でも、Mちゃんとはあれから一度も会っていない。Mちゃんは、今どこで誰と何をしているのか・・・・・・。お菓子を焼くたびに、色の白い女の子を見かけるたびにMちゃんを思い出す。

写真は黒糖マフィンです。いつもの生地にきな粉と黒糖を練りこんでみました。和風な感じがして家族に好評でした。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

写真、綺麗に撮れましたね~。

きなこと黒砂糖、私も大好きな
組み合わせです。

Mちゃんも今頃きっと美味しいお菓子を焼く
すてきなお母さんになっているでしょうね(^^

投稿: patapataokan | 2010年5月19日 20時15分

 今日も美味しい手作りおやつが出来たんですね♪
私もこのところ久しぶりにおやつを作っていますが、自然と笑顔になります。子ども達も喜んでくれるし、あっという間になくなると嬉しいですよね。

Mちゃん、どうしているのでしょうね。
お母様のように手作りおやつをお子さんの為に作っているのかな?
私達のほとんどの同級生が親になっているのだろうけど、みんなどんな大人になっているんだろう。ゆうきさんのブログを読んで、ふとそんな事を思いました。

投稿: えぐham | 2010年5月19日 20時40分

初めまして^^
おいしそうだったのでついつい書き込みしてしまいました。
マンガブログを書いているのですが、
ブログ仲間が余りいないので…
よければ仲良くして下さい^^

投稿: sakiko | 2010年5月20日 14時22分

そっか~そんな思い出がよみがえってきたんだね。
和風なマフィンおいしそうだね。
私もまねしようかな。えへへ。
もうちょっと、深いカップで焼くと
中がふんわりと焼けるよ。
今度は何作るの??

投稿: ゆっきー | 2010年5月20日 15時43分

昭和50年代のマフィンは未知なる食べ物ですねぇー!
なんておしゃれなご一家だったのでしょう。
私の母はカタカナ名前のお菓子はポップコーンぐらいしか作らなかったので(オーブンもなかったし)手作りのケーキやクッキーが出されるともうてんぱっちゃったのを思い出します^^;

投稿: しま | 2010年5月20日 16時09分

 私も同じような思い出があります
転校生でおしゃれな家族、本当におうちに遊びに行かせてもらった時は緊張とわくわく、おやつもだしてもらったけど忘れちゃった~

 黒糖の甘そうな匂いがしてきそう~
おいしくできてよかったですね
懐かしい思い出とともにあるお菓子、今日は甘いお菓子になりましたね
 

投稿: もえぎ | 2010年5月20日 20時17分

okanさま

最近、デジカメの使い方にもだいぶ慣れてきました。

きな粉と黒砂糖、最高の組み合わせですよね。
日本人に生まれてよかったとつくづく思います。

のんびりマイペースだったMちゃん。
きっと優しい目で我が子を見守るお母さんになっていることと思います。

投稿: ゆうき | 2010年5月20日 20時29分

えぐhamさま

いつもの生地にきな粉と黒糖を入れて和風に仕上げてみました。
ちょっとしたことで全然違う味を楽しむことが出来ました。
市販のお菓子がおやつだとなんとなく物足りなくて・・・・・。ついつい手作りしてしまいます。

Mちゃんは小学校低学年で転校してしまったので、写真すら残っていません。
転勤族だったらしく同級生の誰もが彼女の行方を知りません。
とっても色白だったMちゃん、お子さんも色白なのかな。
どこかの空の下で幸せに暮らしているといいなと心から思います。

投稿: ゆうき | 2010年5月20日 20時39分

こんばんは
ねんねさんが子供の頃にも、やはりお金持ちの子供が居たの。綺麗で色白で可愛くてねバイオリンが弾けてお洒落だったのよ。
羨ましかったよ
黒糖きな粉マフィン美味しそう、念願どおりにお菓子を焼けるようになってよかったね。

投稿: ねんね | 2010年5月20日 21時52分

sakikoさま

初めまして。
ご訪問&コメントありがとうございます。

黒糖マフィンは初めて作りました。
思ったよりも上手くできたのでブログにアップしました。

のんびり気ままに更新しているブログです。
もしよかったらまた遊びに来てくださいね。
sakikoさんのブログにも後ほど遊びに生かせて頂きます。

投稿: ゆうき | 2010年5月20日 23時29分

ゆっきーさま

洋菓子系のお菓子、特にマフィンを見るたびにMちゃんを思い出します。

きな粉と黒糖だけで和風な感じに。
新しい発見でした。

今度、もっと深いカップで焼いてみるね。

次は何を作ろうかな~。
お菓子作りって楽しいよね。

投稿: ゆうき | 2010年5月20日 23時35分

しまさま

昭和50年代前半、私の周りには洋菓子を上手に焼ける人なんていなくて・・・それだけに手作りマフィンとの出会いは衝撃でした。

とってもオシャレなMちゃん、普段食べているおやつもオシャレなのでは?
なんとなく予想していました。

私のお母さんは、カタカナのお菓子はほとんど作りませんでした。
私が大きくなってクッキーを手作りした時は本当に驚かれました。

投稿: ゆうき | 2010年5月21日 00時01分

もえぎさま

Mちゃんは元々転校してきた女の子です。
色白で髪が茶色くて周りの子とは明らかに雰囲気が違っていました。

Mちゃんを思い出すと甘酸っぱい気持ちになります。

オーブンで焼いている間、キッチンに甘い香りが漂っていました。
黒糖の香りって良いな~としみじみ思いました。
Mちゃんもきっとどこかでお菓子を焼いていることと思います。

投稿: ゆうき | 2010年5月21日 00時20分

こんばんは

おいしそうな黒糖マフィン♪
私もいただきたいです☆

50年代にマフィン
私もゆうきさんと同じ年代だけど
その頃は聞いたことがなかったかもです。
思い出のお菓子・・・
私もゆうきさんのように
マドレーヌを見ると
お友達の家で手作りの
マドレーヌを食べたときのことを
思い出すんです^^

投稿: | 2010年5月21日 18時35分

黒糖マフィン美味しそう~^^

私も、小学校に入学してすぐに友達になった子が
アメリカに住んでた帰国子女で
おうちに遊びに行くといつもお母さんが
焼いた色々なケーキやクッキーをご馳走になりました。
逆に、その友達はうちに来た時には
友達の家では食べないおせんべいや焼き芋を
喜んで食べてくれました。
そのお母さんに菓子作りを教えてもらったので
私は菓子作りが趣味になりました。
その友達は、中学卒業まで一緒に過ごし
卒業と同時にまたまたお父さんの仕事の都合で
アメリカに行きました。
子どもの頃の影響って大きいよね^^

投稿: ふぃる | 2010年5月21日 23時46分

ねんねさま

Mちゃんは、特にお金持ちと言うわけではなかったのですが、おうちが転勤族で全国各地を回っているのでとにかく都会的で垢抜けていました。
お人形さんみたいな子だな~って密かに思っていました。

念願通り、お菓子が焼けるようになってよかったです。
あの頃は、とにかくケーキを焼けるが羨ましかったです。

投稿: ゆうき | 2010年5月22日 01時39分

うにゃさま

50年代、マフィンがおやつの家庭なんてほとんどなかったのでは?
ましてや手作りとなると夢のまた夢。絵本の中の出来事でした。

うにゃさんにも素敵な思い出があるんですね。


黒糖マフィンとても美味しかったです。

投稿: ゆうき | 2010年5月22日 01時43分

ふぃるさま

Mちゃんが転校してからもずっとマフィンの味が忘れられなかったです。
大きくなったら絶対にお菓子を作れるようになりたい・・・・・ずっとずっと思っていました。
Mちゃんとの交流がなかったら、私は今現在、お菓子を焼いていないと思います。
子供の頃の影響って大きい・・・・・ホントその通りです。

投稿: ゆうき | 2010年5月22日 01時49分

節約という訳ではないのですが、私の家ではなるべくケーキとか自宅で作るようにしています。
挑戦してうまくいった日なんか有頂天!!
そしてたまにケーキ屋さんで買って来たのを食べて・・
そうか!生クリームはこうしなきゃいけないんだ・・
などと勉強をするのです。。おやじ料理は楽しいね。

投稿: 銀四郎 | 2010年5月22日 17時26分

銀四郎さま

我が家がお菓子を手作りするのは、節約のためと言うより、娘と私のダイエットのためです。
バター控えめ砂糖も控えめ結果かなりさっぱりしたお味に仕上がります。
たまにケーキ屋さんをチェックしてデコレーションのみを参考にします。

手作りって楽しいですよね。

投稿: ゆうき | 2010年5月22日 18時28分

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