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2010年12月

2010年12月29日

あんこの思い出

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 あんこを小豆から煮るのは初めて・・・・・。

 以前の記事にも記したことがあるが、ゆうきはあんこが苦手。小さい頃、どら焼きや大福を食べる時はいつもあんこを取り除いていた。一族であんこが嫌いなのはゆうき一人。それ故、
「こんなに美味しいものが食べられないなんて変ってる。」
周りから言われ続けてきた。大人になって様々な出会いと経験を経て、少しなら大丈夫になったが、それでも積極的に食べようとは思わなかった。
 幸か不幸か。そんなゆうきが結婚した相手は大のあんこ好き。新婚の頃、市販のあんこをたんまりと餅につけて食べる彼を見て絶句した。父親の血を引いたのだろう。娘もまたあんこが大好き。自分が嫌いだからと言って家族に食べさせないわけはいかない。これまで市販品頼みだったがどうせなら安全なもの食べてもらいたい。今年は二人とも仕事に勉強にと精を出してきたからせめてものご褒美。

 あんこレシピ

 ① 小豆を綺麗に水洗いして、豆がかぶるくらいの熱湯を加えてすぐに煮始める。

 ② 強火で煮て沸騰したらさし水を加え、再沸騰後、アク抜きのため、
    小豆をザルにあ け、煮汁を全て捨てる。

 ③ 再び、小豆の4~5倍の水を加えて強火で煮始め、沸騰したら弱火で
   小豆の芯が柔らかくなるまで煮る。

 ④ 煮ている最中は、アクをすくいながら、小豆が煮汁から出ないように
   時々さし水をする。

 ⑤ 芯まで柔らかくなったら、お好みにより加え、さらに弱火で煮込む。

 ⑥ 煮あがったら火を止め、30分ほど休ませる。

 途中、レシピの写真とは似ても似つかぬ色合いになりどうなることかと心配したが・・・・・。

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何とかあんこになった。

 あんこ嫌いのゆうきだが祖母の煮るあんこだけは不思議と食べることが出来た。何故なのか未だにわからない。何か隠し味もしくはコツがあったのだろうか。甘さと言い歯ごたえと言い、ゆうきの好みにぴったり。とにかくおばあちゃんが煮たあんこは美味しかった。

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 出来上がったあんこをアンパンにしてみた。夫や娘は喜んでくれたけれど、祖母が煮たあんこに比べると足元にも及ばない。何が足りないのだろう・・・・・・。

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2010年12月27日

地場野菜

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 実家の畑で採れた”水かけ菜”

 先日、用事があって実家に行ったら、キッチンのテーブルに収穫したての”水かけ菜”が山盛りに積んであった。
「今から茹でるところだった。」
と母は言う。思わず懇願するような目を母に向けた。
「好きなだけ持っていっていいよ。」
お言葉に甘えてスーパーの袋いっぱいに貰ってきた。

 ”水かけ菜”とは、ゆうきが生まれ育った地方の地場野菜。
 富士北麓は富士山の雪どけ水が湧き出した地下水が豊富で、年間を通して水温が10度前後と安定している。”水かけ菜”は冬季の水田に畝を作り、この湧き水を根元に流し保温して栽培する。湧き水がない所では”水かか菜”は育たない。アクがなくほのかな甘みがある水かけ菜。漬物にする家庭もあるが、ゆうきの実家ではお浸しや味噌汁の具にする。12月下旬から3月上旬まで、ほとんど毎日のように食卓に乗るのだが不思議と飽きが来ない。水かけ菜おかげで、ゆうきは、冬場も野菜不足と言う言葉を知らずに育った。
 ところで、母は”水かけ菜”のことを水菜と呼ぶ。ゆうきもそれに倣って、子供の頃からそう呼び、そう思いこんできた。だから、一般に広く出回っている水菜に違和感を覚える。

 家に帰って、早速、水かけ菜をたっぷりのお湯で茹でて食べた。懐かしい風味が口いっぱいに広がった。
 それにしても、真冬にもかかわらず、毎日のように新鮮な青菜を食べていたとは・・・・ゆうきは贅沢をさせてもらっていたとつくづく思う。

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2010年12月25日

メリークリスマス

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 クリスマスツリー?

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 ジャガイモのポタージュ

 12月24日、特に変わったことはなく夜は更けていき、夕方の6時頃、空を見上げたら星が数個、輝いていた。見慣れているはずの夜空。けれども、毎年この日ばかりは不思議と厳かな気持ちになる。光り輝く星たちを脳裏に焼き付けて、ゆうきはディナー?の準備を始めた。とは言ってもケーキとチキンは、夫が社販で買ってきてある。「大変だから何もしなくていいよ。」と言ってくれているけれど、そう言われると何か作りたくなる・・・・。
 メインディッシュは、すでに用意されているから、ゆうきはサラダとスープを作ることにした。

 スープは、バターで炒めた玉ねぎと茹でて裏ごししたジャガイモを牛乳で煮込み、コンソメと塩、コショウで味付けした。初めてにしては美味しくできたと思う。
サラダを作る時、ふと思い立って、クリスマスツリーの形に盛り付けてみた。我ながら?ナイスアイデァ。娘が「よく考えたで賞」なるお褒めの言葉を頂いた。少々不恰好なツリーを前に彼女はいつまでもうけていた。

 いつもより、少し早めに帰宅した彼が加わってパーティ開始。彼もまた、ツリーを見て、大うけしてた。苦労した甲斐があったかも。
 三人で食べて飲んでおしゃべりして・・・・・。華やかな演出はないけれど、夫がいて娘がいて・・・・・・この二人の元気な笑顔があれば、他には何もいらない・・・・・あらためて思った。
 
 
 
 

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2010年12月22日

冬至

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 今朝の空

 気温4.4℃、昨日から雨が未明にはやみ風もなく穏やかな夜明けだった。
今日は冬至、皆さんの住む地域はどのような朝を迎えましたか?

 冬至から春先までの時期は、朝夕の外の明るさが気になる。日の出と日の入りの時刻を確認することまではしないけれど、それでも毎日、同じ時刻に窓の外を見ることは欠かさない。昨日と今日の違いを探すのは難しい。が、1月中旬を過ぎる頃になると 「日が伸びたな~。」と思えるようになる。昨日より今日、今日より明日。日が長くなっていることを意識することは、寒い冬を乗り切る原動力となる。

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 ふと別の方角に目を向けるとそこには2羽の雀が。冬枯れた風景の中に小さな命を見つけると、気持ちがほんのりする。今日は一年で最も昼間の時間が短い日。だが、これ以上短くなることはない。冬至は春へのカウントダウン開始日。

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 今日のパンは南瓜パン。さっき焼き上げた。
しっかり食べて風邪を予防したい。

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2010年12月20日

プチドライブ

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 某ホテル前のイルミネーション

 先週の金曜日の夕方のこと、ドラックストワーで買い物を済ませて駐車場を出る際、彼は自宅とは逆方向にウインカーを出した。びっくりして前に乗り出した娘に彼が一言、
「明日休みだからいいだろ?ちょっとドライブしよう。」
彼女はしぶしぶながら座席に座りなおした。普通にドライブに誘ったら、おそらく着いてこないだろうから彼の作戦勝ちと言えよう。

 「二人に見せたいものがあるんだよ。」
そう言って彼が車を止めたのは、某ホテルの駐車場。そこには美しく電飾された一本の木が。
 「どうだ、綺麗だろ?」
 「うん、ここってこんなに綺麗だったんだ・・・・・・。」
瞳をキラキラさせながら彼女はつぶやいた。
 ここのところ沈んだ様子の娘を、彼は彼で心配していたのだろうな。イルミネーションを見つめる我が子を見て満足気にうなずいていた。綺麗なものを見て感動できるのは、心が健康な証拠。ゆうきもまた心の底からホッとした。

 一時間にも満たないプチドライブだったけれど、彼女は気持ちがだいぶ楽になったみたい。
「イルミネーションを見に行けてよかった~。」
って後で言ってた。今年は努力の年だったもんね。後ちょっとの我慢だよ。来年は、もっともっと本格的なイルミネーションを見に行こうね。

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2010年12月18日

ノートパソコンより



 昨夜からどうしてかディスクトップの方のパソコンが、どうしてかネットに繋がらず、本日は、ノートパソコンからの投稿です。使い慣れていないので何かと不具合な事が生ずることと思いますが、どうかお許しください。

 というわけで、今日の本題。
パン生地にすっかりハマったゆうきのために彼が、ホームベーカリーBOOOKを買ってくれた。彼の思いが嬉しくて、日夜、熟読した。その中に”豆乳おからひじきパン”なるものが載っていて、思わず、引き付けられた。これなら、友人Kちゃんが持って来てくれたおからを活かせる・・・・・・。BOOKを購入して最初のパンはこれに決定。おからを使ったメニューとしては、クッキー、パウンドケーキ、ドーナツに続き第四弾。上手くいけば彼女にレシピを紹介できるかもしれない。

 豆乳おからひじきパン

 材料

 強力粉 250g、ドライイースト 3g、豆乳 165g、塩 3g、砂糖 20g、ショートニング 20g、おから 50g (パラパラに炒って水分をとばしておく。)、ひじき 10g (水に戻した状態で。)

 BOOKだと食パンを焼く要領で、材料を投入後そのまま焼くようにとのことだったが、パン生地コースを選択して、生地を成形後発酵、170℃のオープンで30分間焼いた。(ホームベーカリーに任せきりよりそうした方が美味しいので。)
 このパンは卵も乳製品も一切使用していない。材料の一覧を見た時、あまりのシンプルさに驚き、本当にパンになるのかしら?心配したが杞憂に過ぎなかった。おからひじきパンは、素朴ながらもなかなか味わい深い。おからの味がしっかりと生きている。
 味見後、Kちゃんに写メールした。美味しそう~との返事が来て大満足。是非、レシピをとの事なので、次に来る時に伝えようと思う。

 昨夜の夕食は、このパンとホワイトシチューと水菜のサラダ。大豆製品は、出来れば毎日摂取したい・・・・・常々心がけているゆうき。おからの登場でレシピを考える事が楽しくなった。Kちゃんに感謝。

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2010年12月15日

時代が代わっても

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 昨夜の夜食はきのこ雑炊

 ここのところ、娘はかなり情緒不安定。昼間はまだ良いのだが、夕方暗くなる頃から徐々にテンションが下がり始める。夜の9時前後がピーク。晩御飯を食べながら(塾の終了が9時なのでこの時間帯になってしまう。)語ること語ること。時に涙を浮かべることもある。話の内容はと言えば、「高校に行けなかったらどうしよう、ひょっとして私は鬱なのかしら?、時が経つのが早すぎる、中学を卒業したくない・・・・・」等々。ゆうきも27年前は同じことを考えていた。時代が代わって世の中が便利になっても、子供が考えること、悩むことはそう変らないのだなってつくづく思う。ゆうきは、ただ黙って話を聞く。

 娘よ。これは誰しもが通る道なんだよ。中三のこの時期に悩まない子なんて絶対にいない。傍から見るとのん気そうに見える子だって頭の中では色々考えている。成績が良い子は良い子なりの良くない子は良くない子なりの悩みがある。パパやママもそうだった。おじいちゃんやおばあちゃん、学校の先生だってみんな同じ。みんなそれぞれに悩み考え、それぞれの夜を過ごしてきた。たとえどんな結果が出ようとも、今、努力していることはこれから生きていく上で無駄にはならない。悩み苦しみもやがては人生の糧となる。がんばれとは言わない。だってがんばっているから。パパとママは、あなたの幸せを世界中の誰よりも願っている。

 昨夜の夜食はきのこ雑炊。語るだけ語ってその後、お風呂に入って気持ちが落ち着いたのであろうか、彼女は美味しそうに食べていた。
 娘の前では平静を装っているが、実は叫びたくなるくらい不安になることがある・・・・・これも親ならば誰しもが通る道なのかな。

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2010年12月13日

らしくない

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 らしくないカレーパン

 ゆうきが、たまに足を運ぶ(2~3か月に一度ぐらい)大型ショッピングモールには、テナントとしてパン屋さんがあり、いつ行っても趣向を凝らしたであろうパンがずらりと並んでいて美味しそうな香りを辺りに漂わせている。どのパンも心引かれることこの上ないのだが、中でも”揚げてないカレーパン”の存在が気になって仕方ない。きっと人気があるんだろうな・・・・・置くとすぐに売れてしまうらしく、お目にかかれるのはプレートと何も乗っていないトレイのみ。どんな形をしているのかさえわからない。幻に近い存在だ。焼きあがる時間を問い合わせてその時間に合わせて行ければ良いのだが、自宅からかなり距離があるため中かなかなか望み通りにはいかない。食べられないとなるとなおさら食べたくなるのが、人間の心理? 買えないのであれば、自分で作ってしまえ!


 自家製カレーパン 

 カレーパンの中身 材料  

 鶏ひき肉 300g、玉ねぎ 1個、ピーマン 2個、マッシュルーム、ニンニク 1かけら、生姜 すりおろしたものを少々、トマトケチャップ 適量、お好みのカレールー 1かけら。

 レシピ

 ① 玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、ニンニクをみじん切りにする。

 ② 熱したフライーパンに油を敷き、ニンニクを炒める。

 ③ 香りが出たら玉ねぎとピーマンを投入。弱火で10分間、炒める。

 ④ 中火にしてひき肉を入れ、色が変わるまで炒める。

 ⑤ ひき肉の色が変わったら、ケチャップとカレールー、すりおろした生姜を入れ、弱火で10分ほど煮込む。

 ⑥ 出来上がった餡をパン生地で包み、170度に熱したオーブンで30分間焼く。

  

  今回、パン生地を作る際、水の変わりに人参をベースとした野菜ジュースを入れた。
 (全体的に黄色っぽいのはそのため)

  餡を生地にくるむ作業は予想以上に難航。やっとの思いで仕上げた。油で揚げたとしたらたぶん中身が飛び出していたと思う。

 仕事から帰った彼は、ダイニングテーブルの上にあるパンを不思議そうに眺めた
 「カレーパンだよ。」
と説明すると、おもむろに手に取り口に運んだ。
 「命名 らしくないカレーパン」
だって。ヘンなネーミングをしたわりには、一心にパクついていた。ふん!悪かったね!不器用で!

 それにしても、まだ、一度も食べたことがないあの店のカレーパンが気になる・・・・・。



 

 

 

 

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2010年12月11日

初雪 その後

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 自宅近くから見える稜線。

 12月7日の夜更けすぎから8日未明にかけて、富士北麓地域は初雪を観測した。お天気が崩れるとは聞いていたが、7日は12月にしてはやや気温が高めだったので、深夜に帰宅した彼の
「雪が降っている。」
との報告に心底びっくりした。慌てて玄関に出て確かめてみたものの、外が暗いのと雪の粒が小さいことで、実際に舞っているところは確認できなかった。

 一夜が明けて、ゴミ捨てのため外に出たゆうきは、目を見張った。周辺の山々と空き地がすっかり雪化粧している。嬉しくなってデジカメを取りに部屋に戻った。
 空の青と雪の白、その絶妙なコントラストと早朝の済んだ空気を思う存分堪能して、本格的な冬が訪れたことを実感した。この景色を美しいと思えるならば、寒い冬もまた悪くないのかもしれない。

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 午前8時頃の富士山。山頂付近に雪煙があがっていることがおわかりいただけるだろうか。初雪が降ったその後の朝は、富士山が普段に増して雄大に見える。この地方に生まれ育ってよかった・・・・・しみじみ思った。

 

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2010年12月 8日

すごい形

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 What is this?  と言いたくなるような形

 ゆうきのおから修行?第三弾。
 昨日はドーナツを作ってみた。ここのところ、友人Kちゃんは、とても忙しいらしく、お豆腐とおからを届けると、雑談もそこそこに引き上げていく。福祉施設開設から数ヶ月、商売繁盛を心から祝福したい。

 おからドーナツ

材料 

  ホットケーキミックス 200g、おから 200g 、卵 2個、砂糖 大さじ2 バター15g 粉砂糖 適量

レシピ 

  ① おからをフライパンで炒って水分を飛ばす。

  ②  材料を全て混ぜ合わせる。

  ③ 170度に熱した油で揚げる。

  ④ 粉砂糖をかける

 本当はきちんと形を作りたかったのだが、生地がやわらかすぎてどうにもならず、20分ほど格闘した末、結局、スープーン2本を使って油に投入した。


 ドーナツが程よく揚がった頃、色気より食い気な娘がキッチンに姿を現した。すごい形になっちゃった・・・・・と落ち込むゆうきを
「お腹の中に、入っちゃったら同じじゃん。」
慰めて?くれた。ありがとう! あなたのそういうところが好きよ。

 以前に作ったクッキーやパウンドケーキに比べて、ドーナツはパサパサ感がなくもっちりしている。夫も娘も美味しいと言ってくれた。形はともかく味の面では成功と言えよう。

 おからは動脈硬化や高血圧が予防できるだけでなく、疲労回復、精神安定の効果がある。お疲れモード全開の彼や受験のことで頭がいっぱいの娘の体と心に良い影響を及ぼしてくれるかな? そうだといいな。
 どんなに愛していてもどんなに大切に思っていても、妻としてできること母親として出来ることは限られている。仕事も入試もベストな状態で挑んで欲しい・・・・・・。体に良いメニューこれからも作り続けたい。

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2010年12月 6日

熱々の

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家にある食材をかき集めて作った鍋焼きうどん。

 だんだんと寒さが増すこの季節に無性に食べたくなるメニューがある。それは鍋焼きうどん。特別豪華な具材が入っていなくとも、土鍋で煮た熱々のおうどんが目の前にあると言うだけで幸せな気持ちになれる。

 ゆうきの実家の近くに美味しい鍋焼きうどんを食べさせてくれるお店があった。昭和初期に立てられたと思われる古い建物で、玄関先に店名が書かれた赤いちょうちんが掲げてあって、昔ながらの引き戸で、部屋が畳敷きの個室になっているお店。確か入ってすぐのところに大きな金魚が泳ぐ水槽があった。
 徒歩で15分程のお店に何度足を運んだことだろう。父や母、親類の人達と行った事もあるはずなのだが、思い出すのは不思議と祖母と二人で行った時のことばかり。電気炬燵と座布団以外何もない部屋で、祖母と向かい合わせで食べた鍋焼きうどん、美味しかったな~。世の中にこれ以上の食べ物はないと思えるほどだった。お店のおばちゃんに
「おばあちゃんと仲が良くていいね~。」
って言われることがどんなに嬉しかったことか。温かで穏やかで優しいひと時、大人になっても忘れるものかと思った。

 大人になって働くようになってすぐのこと、おばあちゃんを鍋焼きうどんを食べに連れて行ったことがあった。お代はゆうきが払うと言ったのにおばあちゃんは、
「わたしが払うから。」
何度も何度も言って、押し問答の末、やっとの思いで説き伏せ会計を終えると、
「ありがとう、ありがとう。」
って年をとって小さくなった体をさらに縮こめて恐縮していた。自分の働いたお金でおばあちゃんに食べさせてやるんだ・・・・・・誇らしい気持ちが家路につく頃には切ない気持ちに変わっていた。
 おばあちゃん子だったゆうきは、ドラマなどで、おばあちゃんと孫のシーンになると、それがどんなにクサい芝居であろうと画面に釘付けになってしまうし、今年ヒットした”トイレの神様”は聞くたびに涙してしまう。
 おばあちゃんを外食に連れ出したのは、たった一度きり、機会はもっとあったはずなのに・・・・・・悔やまれてならない。
 



 

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2010年12月 4日

欲張りパン

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 初めて焼いた惣菜系のパン

 バターロールを焼いて以来すっかりパン生地の魔力にとりつかれてしまった。生地特有のもっちり感と香り、ずっと触っていたい気持ちになる。食パンしか焼かなかったゆうきが、暇を見つけてはパン生地と格闘するようになった。

 基本的に家にある材料だけでと言うのがゆうきのモットー。昨日は、ピザ風味のパンを焼いてみた。実はゆうき、惣菜系のパンが大好物。たまにベーカリーショップに行くとか必ず一種類は買う。

 ピザ風味パンレシピ。

 ① ホームベーカリで作ったパン生地を等分して丸めて休ませる。(15分間)

 ② 生地を麺棒で薄く延ばし、再び休ませる。(一時間くらい)

 ③ 生地にケチャップを塗りお好みの具材とチーズを乗せる。

 ④ 170度に熱したオーブンで30分間焼く。

 今回はレシピを載せるのが恥ずかしいぐらいの全くの自己流。しかしながら、うまくいったと思う。

 
 最近、夫はとても疲れていて食事を摂ることさえ億劫そうだ。特に朝は食欲がないらしく、ゆうきが焼いておいたパンもしくはお菓子だけを朝食とすることしばしば。
「これだけじゃ栄養がないから。」
と注意しても
「食欲がない。」
の一点張り。 健康な体は健康な食事から。これしか食べられないのであればこれを色々と工夫するしかない。どうしよう・・・・パン生地にほうれん草や南瓜を練りこんでみようか・・・・・。栄養のバランスが整っていて尚且つ愛情と元気でいて欲しいとの思いがこもった欲張りなパン、これからも焼き続けるんだろうな。

 

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2010年12月 1日

野鳥さん達へ

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柿の木に実が一つだけ残されている。

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 こちらの木には二つ。

 ゆうきの地元で一番多い果物の木と言えば柿。昔に比べてだいぶ減ってはいるが、それでも古くからの民家や畑などではまだまだ健在だ。実りの秋終盤のこの時期、一本の木に一つ二つだけ実を残した柿の木をよく見かける。これは、物心着いた頃から慣れ親しんだ光景だ。

 富士山ろく地域の柿の木はそのほとんどが渋柿であることは以前にも記した。焼酎につけたり干し柿にしたりそのまま置いておいて熟させたり、各家庭それぞれの方法で渋みを抜き食する。渋柿のその後は様々だけれど、どの柿の木も、一つ二つだけ収穫されない実が残っていることだけは共通している。
「どうして?どうして全部とってしまわないの?」
幼い頃、祖母に問うた。
「それはね、小鳥さん達に食べてもらうためだよ。冬はエサになる虫が少ないからね。」
地域に古くから根付く思いやりにジーンとした。祖母の手を握り締め、熟した柿をついばむ小鳥に思いを馳せた。

 先日、実家の畑の前を通りがかったら、柿の木に実が二つだけ残されていて、代が変わっても廃らぬ風習に心の底からホッとした。

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