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2010年12月 1日

野鳥さん達へ

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柿の木に実が一つだけ残されている。

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 こちらの木には二つ。

 ゆうきの地元で一番多い果物の木と言えば柿。昔に比べてだいぶ減ってはいるが、それでも古くからの民家や畑などではまだまだ健在だ。実りの秋終盤のこの時期、一本の木に一つ二つだけ実を残した柿の木をよく見かける。これは、物心着いた頃から慣れ親しんだ光景だ。

 富士山ろく地域の柿の木はそのほとんどが渋柿であることは以前にも記した。焼酎につけたり干し柿にしたりそのまま置いておいて熟させたり、各家庭それぞれの方法で渋みを抜き食する。渋柿のその後は様々だけれど、どの柿の木も、一つ二つだけ収穫されない実が残っていることだけは共通している。
「どうして?どうして全部とってしまわないの?」
幼い頃、祖母に問うた。
「それはね、小鳥さん達に食べてもらうためだよ。冬はエサになる虫が少ないからね。」
地域に古くから根付く思いやりにジーンとした。祖母の手を握り締め、熟した柿をついばむ小鳥に思いを馳せた。

 先日、実家の畑の前を通りがかったら、柿の木に実が二つだけ残されていて、代が変わっても廃らぬ風習に心の底からホッとした。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ゆうきさん おはようございま~す♪

鳥さんの為にsign02   知らなかったです。

私も渋柿を購入し始めて干し柿に挑戦中ですheart04

投稿: ゆうりん | 2010年12月 1日 09時07分

おはようございます
木々に残った実は鳥たちの為。
そういえば畑に残された農作物は、畑の神の為に残しておくんだというのを農家の方から聞いたことがあるの。
これとは関係ないかな?
昨日実家に帰ったときも柿の木に何個か残った物があって、母は野鳥が来るからね。と野鳥の到来を楽しみにしてます。
後何日かで実はなくなるでしょうね。

投稿: ねんね | 2010年12月 1日 10時32分

とりさんと人間 持ちつ持たれつですよね。
虫を食べて貰ったりしたお礼に柿をどうぞ、って(^.^)
渋が抜けた頃食べにくるかな。

投稿: しま | 2010年12月 1日 14時38分

そんな風習があるなんて知りませんでした。
でも日本人の自然への思いやりが感じられて
とってもほのぼのしますね。

この辺りで柿の木はあります。
そういえばいつも何個か残っていてような・・

またしっかり見てみますね。

投稿: patapataokan | 2010年12月 1日 15時54分

そうだね~何個か残してある。。
鳥たちも、喜んで食べるんだろうね~

のりの佃煮と肉味噌そして、南蛮味噌。
いいね~おいしそう。自分ひとりだったら、これだけでご飯済ませられるね。
手作りって、いいね!!
ゆうきちゃん、がんばってるな~

投稿: ゆっきー | 2010年12月 2日 09時59分

 こちらでも柿の木やみかん、果実のなる木は野鳥の為に少しずつ残されています
冬の間のえさに困らないようにとの優しい気持ちですね
実がなって収穫までに何度も柿を鳥にたべられていても残しておくというのも共存していく人間のちえなのかもしれませんね

 

投稿: もえぎ | 2010年12月 2日 14時13分

ゆうりんさま

「鳥さんのため」
と聞いて子供心に嬉しくなりました。

干し柿、美味く出来るといいですね。

投稿: ゆうき | 2010年12月 2日 19時17分

ねんねさま

実家には、畑の神のために農作物を残しておくという風習はないのですが、年末には必ず鏡餅をお供えします。
地域によって方法は違えど神様が大切にされていることには変わりないですね。

野鳥が柿をついばむ姿を見てみたいと思っているのですが、まだ一度もみたことがありません。
美味しくなるころあいを見計らっているいるのかな。

投稿: ゆうき | 2010年12月 2日 19時25分

しまさま

持ちつ持たれつ・・・・・心温まる風習だと思います。

渋みが抜けて甘くなった柿、鳥さんたちにとってはご馳走なんだろうな。

投稿: ゆうき | 2010年12月 2日 19時29分

okanさま

ほんのちょっとした思いやりが、野鳥たちの生活を支える・・・・・・これから先も廃って欲しくない風習です。

そちらでももしかしたら野鳥たちのために実を残しておくという風習があるのでしょうか?

野鳥が実をついばむ様子を見てみたいのですが、いつも見逃してしまいます。

投稿: ゆうき | 2010年12月 2日 19時41分

ゆっきーさま

もうしばらくすると、渋みが抜けて、甘い熟し柿になります。
鳥さんたち喜んでくれるかな。

海苔の佃煮に肉味噌、南蛮味噌、お昼ご飯の友です。
一度、作っておくと何日も持つのでとても便利です。
手作りは美味しいよ~。

投稿: ゆうき | 2010年12月 2日 23時29分

もえぎさま

そちらでも鳥たちのために実を残しておくんですね。
ずっと昔から受け継がれてきた優しさに胸がほんのりします。
富士山ろくは野鳥の宝庫。うまく共存していけたらと思います。

投稿: ゆうき | 2010年12月 2日 23時34分

祖母様の優しい心が、ゆうきさんに受け継がれてると思った記事ですね。
時折、そのような木を見かけますが
今までは、取ってしまうのが面倒で
残ってると思ってましたが
このような理由から取ってない場合もあるんですね。
これから、柿の木を見る目が変わりますね^^

投稿: ふぃる | 2010年12月 4日 21時58分

ふぃるさま

代々伝わる優しい風習、しっかりと受け継ぎたいです。

この地域以外でも実を残した果実の木を時折見かけます。
もしかしたら似たような風習があるのかな。

投稿: ゆうき | 2010年12月 5日 00時51分

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