« 雨上がりの庭で | トップページ | 穴あき~。 »

2012年6月 6日

ここだけは

Cimg5013

 我が家の目と鼻の先には田んぼがある。つい先日、田植えが終わった。ここは、ゆうきが生まれるずっと前から田んぼで、今も田んぼだ。この田んぼをを眺めながら保育園へ通った。竹で編んだ籠をさげ、首からがま口の財布をぶら下げて、お使いへ行った。おたまじゃくしが泳ぐ春の田んぼ、穂をつけ始めた夏の田んぼ、黄金色に染まり真ん中に案山子が立った秋の田んぼ、雪が降り積もった冬の田んぼ。何気なく通り過ぎながら、色んなことを学んでいた。犬に追いかけられたことがある。水を張ったばかりの田んぼに落ちたことがある。
 移りゆく季節をいくつ数えたのだろう。田んぼは昔のままでも、その水面に映る風景はずいぶんと変わってしまった。田畑だった場所にショップが並び、森林だった場所には国道が走る。周辺の民家もみんな建て替えられた。変わった。便利になった。住みやすくなった。変わらないのはここだけ。時代の流れを嘆くつもりはない。それでもついつい、”以前の面影”を探してしまう。ここを通りがかるたびに。

|

« 雨上がりの庭で | トップページ | 穴あき~。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この田んぼはゆうきさんが小さい頃から育つ家庭を見てきたんですね!
無くならないでほしいですね~

便利になった代わりに、
失うものもあって、なんだか切ないですね。

去年母の実家の群馬県に行ったんですけど、
もうあり得ないほど変わってました。
畑と田しかなかったのに、
ぜーーーーーーーーーーんぶスーパーや電気屋さんとかになってました。
もう頭の中でしか存在していませんね。

投稿: サンサラ | 2012年6月 6日 12時55分

ウチの裏も田んぼですがまだ田植えはしていません。

私も息子達も稲の成長を見ながら
登校しました。

のどかな風景、、いつまでも残して
もらいたいものです。

投稿: patapataokan | 2012年6月 6日 16時53分

 変わらないでほしい風景も時の流れとともにどこかしら変わっていくものですが、ずっと変わらずにいてほしいのが本当のところ・・・

 田んぼとともに大きくなってきた思い出がある人はふと何気ないときに懐かしい思い出に浸ってしまいますね

 私もゆうきさんと同じくたんぼにはまったり季節の移り変わりを見てきました


以前の面影が消えてなくなっていたとしてもずっと心の中にある大事な面影は変わることなく生き続けていくと思います
年を重ねるたびに懐かしさはつのるけど大事にしたい気持ちですね

 

投稿: もえぎ | 2012年6月 6日 17時14分

この辺も、私が結婚した頃は田んぼが多くて
のどかな所だなぁ~って^^
隣の市が私の実家なんだけど、こうも風景が違うのかと驚いたけど
子どもを育てるのは抜群な環境でした。
かえるに、春にはれんげあぜ道では歩いてたら
蛇が横切る( ̄  ̄;) でも、
子どももそういった環境で育ったので
虫やカエルなんてへっちゃら^^

ここ数年の間に、相続の関係で田や畑がどんどん売られて建売住宅が密集しだして
田もすっかり少なくなってきました。
寂しいですね。

投稿: ふぃる | 2012年6月 6日 20時20分

日本の原風景「田んぼ」
あこがれます。カエルを追いかけたり、メダカをすくったりと。
ねんねさんが生まれ育ったところは住宅街だったの
でもね、住民はどんどん変って、お家も建て変って・・・・
商店街は空き店舗ばかり、何処も変っていくのが時の流れとは頭ではわかっているのだけれど・・・・
残された者は年寄りばかり。

投稿: ねんね | 2012年6月 6日 23時25分

サンサラさま

 何しろ、田んぼを生で毎日見てきたわけですから、稲が育つ家庭が否応なしに頭に叩き込まれます。
文字通りの生きた教科書でした。


 春先に水が張られた時は、正直、ホッとしました。
近年は、田んぼでも田植えをしないこともあるので。

 サンサラさんのお母様のご実家は、群馬なんですね。
群馬のどのあたりかしら?
うちの主人の故郷も群馬です。帰省するたびに、色々と変わっていて、目を丸くするばかりです。

投稿: ゆうき | 2012年6月 7日 18時35分

okanさま

 近年は、田んぼでも田植えをしないことが多いようですね。
私の母の実家の田んぼも、もう何年も田植えをしていません。

 物覚えがよろしくない私でも、稲が育つ家庭だけは頭に叩き込まれています。
恵まれた環境のもとに育った・・・大人になった今しみじみ感じます。

 まことに勝手な願いではあるけれど、ここは、これから先もこのままであってほしいです。

投稿: ゆうき | 2012年6月 7日 18時39分

もえぎさま

 私が通った保育園も、もうずいぶん前に建て替えられました。
新しい建物がたくさん立ちました。国道が開通しました。子供の頃に慣れ親しんだものは、もうほとんど残されていません。

 カエルの鳴き声に、泥の香りに、心底癒される自分がいます。
田んぼは、私にとって心の古里です。

 この辺りは、これから先もどんどん開発されていくことと思います。
時代が流れても、脳裏に刻みこまれた風景は永遠です。

投稿: ゆうき | 2012年6月 7日 19時02分

ふぃるさま

 20年ほど前までは、この辺りも、田んぼだらけ、畑だらけだったのですが、国道が出来るのとほぼ同時進行で、どんどん変わっていってしまいました。
昔のままなのは、この田んぼだけです。
貴重な存在と言えます。

 私も、カエルや虫、へっちゃらですよ。
でも、娘はダメ。見ただけで固まってしまいます。
彼女が生まれ育ったアパート周辺には田んぼがなかったから仕方がないことだけれど、ちょっとさみしいです。

投稿: ゆうき | 2012年6月 7日 19時20分

ねんねさま

 近年、日本の原風景だった田んぼがどんどんなくなっていっていますね。
カエルを追いかけたり、メダカをすくったり・・・・・。子供の頃、経験しました。懐かしいです。

 わが町にもシャッター通りと揶揄される通りがあります。
昔はそれなりに賑わっていたのですが・・・・・・。
故郷を離れた同級生は数知れず・・・・・・。
寂しい限りです。

投稿: ゆうき | 2012年6月 7日 19時31分

てっきりコメントしたつもりになっていました・・・おかしいな・・
昔からかわらない景色っていいですよね。
私が小学校の頃通った道はどこもすっかり変わってしまいました。
今住んでいる場所もどんどん変化しています。ゆうきさんの日記は昔を思い出させてくれました。(^o^)

投稿: YUKI | 2012年6月 9日 12時40分

YUKIさま

 ごめんなさい。
先日、ココログに不具合が生じて、その影響で、YUKIさんのコメントが反映されなかったのかもしれません。

 母校の小学校付近は、もう長いこと足を運んでいません。
今度、行ってみようかしら。
きっと、変わっちゃっているんだろうな。

投稿: ゆうき | 2012年6月10日 18時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1135245/45542776

この記事へのトラックバック一覧です: ここだけは:

« 雨上がりの庭で | トップページ | 穴あき~。 »