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2012年9月

2012年9月29日

食欲の秋

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 食欲の秋到来。毎日、気が付くと食べ物のことを考えている。実家の畑は、ただいま、夏野菜と秋野菜の切り替えの時期で、これと言った作物はない。唯一、形となっているのは柿だ。しばらく見ない間にだいぶ大きくなった。心なしか少し色づいてきたように感じる。あと1か月もすれば橙色に輝くことだろう。

 実家の柿は、収穫したからと言って、すぐに食べられるわけではない。なぜならば、渋柿だからだ。
甘くするには、皮をむいて干し柿にするか、焼酎漬けにするか、そのまま熟すのを待つか。いずれの方法にしても、実際に口に入るのは、2か月以上も先だ。なのに、もう心の中ではカウントダウンが始まっている。ゆうきは、どれだけ食いしん坊なのだろう・・・・・。

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2012年9月26日

夕暮れ・・・・・。

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「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。ここ数日で、一気に涼しくなった。窓を開けたままにしておくと肌寒いくらいだ。扇風機を使わなくなった。昼間も長袖で過ごすようになった。熱々の食べ物が恋しくなった。

 空模様もすっかり秋だ。空が高くなった。お天気が変わりやすい。昨日もそうだった。前の晩の雨が朝方まで残り、日中もどんよりしていたのに、夕方になって急に晴れてきた。レースのカーテンを通して光が差し込み、リビングが赤く染まった。夕焼けだ。早々に電気を付けていたら気が付かなかったかもしれない。ぼんやりしていてよかった・・・・・。

 夕焼けを見ていると、どうしてか、心が懐かしさでいっぱいになる。同じ夕焼けに出会うことは2度とないのに。今まで出会った人々が、過ぎ去った日々がたまらなく愛おしい・・・・・。

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2012年9月24日

贅沢とは

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 ゆうきにとっての贅沢。それは朝寝坊。ゆうきの朝は早い。彼が早番だと4時半。遅番でも5時半には起きる。彼の仕事が休みの日も、娘のお弁当を作らねばならないから6時半に起きる。2人が出かけたからと言って、2度寝はしない。もしもしてしまったら、夕方まで起きられそうにないから。がんばって起きている。寝坊が出来るのは、彼と娘、2人そろってお休みの日。彼は、人が遊ぶときほど忙しいので、娘と休みが重なるのは、月に1度あるかないか。とても貴重だ。お弁当作りは苦痛でないけれど、眠いのはつらい。時に泣きたくなるくらいに。~日までがんばれは寝坊できるから、いつも気力を振り絞ってベットから出る。
 昨日は、その貴重な日だった。娘が試験期間中だから出かける予定もない。「寝坊するぞう~」 一昨日の夜は別の意味で気合が入った。
朝の5時半に、彼がお手洗いに起きたことは知っていた。が、そ知らぬふりをして、まどろんだ。まどろんでいたらいつの間にか深い眠りに入り、次に目が覚めたのは、午前9時を過ぎていた。「よく寝た~。」 寝覚めすっきり。心が充実感で満たされた。贅沢とはこういうことを言うのだろう・・・・・・。
次に贅沢できる日は、いつになることやら。いつなのかわからないその日を励みに、ゆうきは今朝もベットから飛び起きた。

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2012年9月22日

涙の後には

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 「あ~っ!虹が出ている!」
最初に気が付いたのは娘だった。ゆうきは車を運転していた。目を向けたいのは山々だけれど、脇見運転するわけにはいかない。どうか家に着くまで消えないでいてください・・・・・。強く強く願った。
 虹は消えなかった。いったん家の中に入り、デジカメを手に慌てて飛び出した。

 「止まない雨はない。」 虹を見ると、いつも思う。この虹に、いったいどのくらいの人が気が付いただろう。多くの人が見ていてくれたら嬉しい。虹を見て笑顔になったならば、もっと嬉しい。虹を心に焼き付けてくれたならば、もっともっと嬉しい・・・・・・。

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2012年9月19日

狐の嫁入り

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 狐の嫁入り・・・・・・言わずと知れたお天気雨のことだ。この言葉を覚えたのはいつのことだろう。かなり小さい頃・・・・・少なくとも小学校低学年の頃はもう知っていた。どこで誰に教わったのかも定かでない。学校の外であることだけは確かだ。狐の嫁入り・・・言葉の響きに憧れた。「狐さんがお嫁にいく」 本気で信じていて、お天気雨が降るたび、日本昔話風に、狐の花嫁姿を想像した。幼き日の思い・・・・・思い出すと笑える。
 科学は日々発達している。生活はものすごく便利になった。だが、ゆうきは、非科学的ともいえる独特の言い回しがどうしても嫌いになれない。

 大気の状態が不安定だ。雲の流れが驚くほど早い。今日ももしかしたら狐の嫁入りかも。
 

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2012年9月17日

秋の夜

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 日が短くなった・・・・・・。ここの所、しみじみ実感するようになった。午後6時半を過ぎると、辺りはもう真っ暗。夕方と言うより夜だ。毎日、この時間帯になると、どこからか虫の声が聞こえ始める。鈴虫にコオロギ・・・・・・。耳を澄まさずとも聞こえてくる。声は聞こえど、姿は見えず。いったいどこに隠れているのやら。あえて探さずにおこう。とても気持ちよさそうに鳴いているのだから。

 この家に越してきて1年が経った。去年の今頃は、様々な雑事に追われて、あくせくしていた。秋の虫に気付かずに、いつの間にやら冬を迎えていた。ずいぶんともったいないことをした・・・・・・・。今更ながら思う。どんな年でも季節は巡る。秋は、ゆうきが一番好きな季節だ。今年は思うぞんぶん満喫しよう。五感を使って。

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2012年9月15日

安らぎ・・・・・

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 我が家の周辺には、様々な野鳥がいる。雀、烏、鳩、雉・・・・・鳴き声だけで姿を見たことがないけれどカッコウ。上の写真のこの鳥は、何と言う名なのだろう。近年、よく見かけるようになった。民家の庭先にいる。公園にいる。スーパーの駐車場にもいる。雀などに比べて警戒心が薄い。だから、難なく写真を撮る事が出来る。
 昨日は、実家の畑にいた。昼下がりに、何の気なしに歩いていたら、目の前をちょんちょんって横切って行った。小鳥の仕草は可愛らしい。いくら見ても見飽きない。どんな声でさえずるのか、何を思っているのか・・・・・。畑には、ゆうきの他に誰もいない。小鳥も1羽だけ。1人と1羽。小鳥の方は、ゆうきの存在に気づいていない。たぶん・・・・・。辺りは静かだ。安らぎとは、こういうことを言うのだろう。穏やかに流れていく時間を、偶然出会えた光景を、心の底から愛おしく感じた・・・・・。

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2012年9月12日

初冠雪の朝に

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 先ほど、シャッターを開けて驚いた。富士山に雪が積もっている。初冠雪だ。昨夜の雷雨が嘘のよう。気持ちが良い朝だ。

 今日は、娘の通う高校の強歩大会だ。富士登山強歩大会。ずっと以前から?おそらくこれからも続くであろう伝統行事だ。麓のスポーツ公園を出発、4合目まで(男子は5合目)走り、折り返してくる。全長35.5㎞、長く苦しい道のりだ。
 在校生は、どんな朝を迎えているのだろう。送り出す親の思いは?ゆうきは、比較的落ち着いている。でも、生徒たちが出発したころから、ハラハラし始めるだろう。
 昨年、ゴールにたどり着いた娘を見た時、涙が出た。今年もきっと。結果なんてどうでもいい。本人自身、悔いが残らなければ。

 「今日は体力と根性のテスト。」 朝ごはんを食べながら娘は言っていた。我が子ながら、うまいことを言うと思う。

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2012年9月10日

生き残り

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 実家からパプリカをもらってきた。いつも、食べきれないほどの作物を渡してくれる両親にしては珍しく2個だけ。仕方がないことだ。ほんの数個しかパプリカとならなかったのだから。

 パプリカは、母が春に植え、赤くなるのをそれはそれは楽しみにしていた。が、しかし、ピーマンと勘違いした父が、色づく前に収穫してしまったのだ。7月下旬のことだった。その時の、母の落胆と言ったら・・・・・・・。
 それでも、その後、10個ほど実を付けたらしい。父は、今度は、採らなかった。母と共に赤くなるのを心待ちにした。10個ほどのパプリカは、途中で腐ってしまうものあり、枯れて萎んでしまうものあり。無事に赤くなったのは数個だった。両親は、そのうちの2個を分けてくれた。一本の木に、いったい、いくつの実がなったのだろう。紆余曲折を経て、無事にパプリカとなったのは、ほんの数個だけ。ものすごく低い確率だ。貴重品だ。生き残りだ。縁起がいいとさえ言えよう。どうやって食べよう・・・・・・。

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2012年9月 8日

恵みの雨・・・・・その後

 先日の雨は、やはり、恵みの雨だった。庭に植わった木々の丈が、ちょっとだけ伸びた。花々のつぼみが膨らんだ。雑草も生き返った・・・・・。外に出ると、木の草花の作物の息づかいが聞こえてくる。

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 雨上がりの朝、父がトマトをもって訪ねてきた。この夏は雨が少なかった。キュウリが枯れた、インゲンが枯れた。茄子も、結局、枯れた。トマトは大丈夫だったらしい。よく生き抜いてくれたものだ・・・・・つくづく感心する。
採れたてホヤホヤを、早速、味わった。青臭さで、鼻の奥がツーンとなった。


                                      

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2012年9月 5日

庭師

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 彼の庭にかける情熱は、いっこうに覚める気配がない。それはもう、ガーデニングの域を超えている。まるで庭師みたいだ。専門誌を参考に構想を練り、ホームセンターで特売のレンガや砂利を買い込み、時間を見つけては少しずつ作業する。汗と泥にまみれながら。
「お兄ちゃん、すごい熱心だね~。」
隣のおばちゃんが目を丸くしている。
「ゆうきさんの旦那さんって、こういう仕事をしてたっけ?」
ゴミ捨てに行った際、顔を合わせた主婦に尋ねられた。実家の父は、来るたびに、庭を見回す。車で通りがる人もスピードを緩めて眺めて行く。今や、我が家の庭は、ご近所の注目の的だ。人々の視線が彼を余計に熱くする。どんな風にしよう・・・・・・。だんだんと仕上げていく歓びを、一家でじっくり噛みしめている。

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2012年9月 3日

今日は・・・・・

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 写真は今朝の空の様子だ。やや雲が多いながらも晴れている。一昨日、昨日と雨が降ったりやんだりの天候だった。この夏は、とにかく雨が少なかった。我が地域にとっての恵みの雨は、今日未明、完全にやんだ。空気が澄んでいる。風は爽やか。心地の良い朝だ。
 2012年9月3日、本日、ゆうきは44歳の誕生日を迎える。

 毎年、この日は、哲学的になる。自分で自分が可笑しくなってしまうくらいに。
昨日の続きの今日、今日の続きの明日。同じようでいて決して同じではない。毎日、何かがあって、毎日、何かを感じている。些細な出来事に実は支えられている。良いことは思い出に、よくないことは教訓に。ポジティブに考えたい。
 

 今日の記事は、やたらと時間がかかる。なかなか考えがまとまらない・・・・・・。いくつになっても誕生日は誕生日。思い入れは深い。

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2012年9月 1日

宿泊客

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 知らないうちに迷い込んだらしい。入浴後、パソコンに向かいながらくつろいでいたら、バタバタと何ががはばたく音がした。キョロキョロと見回すと、天井にトンボが止まっていた。いつの間に入って来たのか。誰も気が付かなかった。
 トンボは、とても慌てた様子だった。あっちへバタバタ、こっちへバタバタ。無理もない。ここは室内。トンボにしてみたら別世界だ。夫、娘、ゆうき、家族総出で、外へ逃がそうとした。だが、思うようにはいかない。トンボだって必死だ。捕まってなるものか。結局、その晩はどうにもできなかった。

 次の日の朝、リビングの電気をつけたら、トンボは壁に止まっていた。無事に生きていてくれたことに心底ほっとした。これ以上、怯えさせるのは止そう。そのままにしておいた。

  思わぬひと騒動だったように思う。でも、家族の誰もが、心のどこかで、トンボの訪問を歓迎していた。その証拠に、元気に大空へ飛び立ったことを話してあげたら(カーテンに止まっていたのを、ゆうきが、羽をそっとつまんで外へ放した。)彼も娘も満面の笑みを浮かべた。
 一夜限りの宿泊客。我が家の居心地はいかがだったか。今後、どんな運命をたどるのか。幸せであってほしい・・・・・・家族共通の願いだ。

 

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