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2015年3月

2015年3月30日

霧の朝

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 霧が深い朝がある。
富士山は、当然、見えない。どんなに目を凝らしても。
家々の屋根は霧の中。すぐ近くを走る国道も霧の中。
数メートル先の木々さえもおぼろげにしか見えない。
たまにはこんな日もある。
年に何回か。

 心に靄がかかる日がある。
思考が定まらず、焦れば焦るほど、靄はどんどん濃くなっていく。
暗いトンネルの中を、1人、灯りを持たず歩いているようだ。
たまにはこんな日もある。
年に何回あるのだろう。数えたことがない・・・・・。

 お外の霧も心の靄も、全部、綺麗に吸い取ってくれる掃除機があったらどんなにいいか・・・・・つくづく思う・・・・・。

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2015年3月28日

親の思い

 昨年の今日のことを思う。一昨年の今日・・・・・5年前の今日・・・・・10年前の今日・・・・・15年前の今日、そして19年前の今日、思い出せない年はない。ゆうきにとって今日と言う日は、1年のうちで最も感慨深い日である。

 3月28日、今年も無事に迎える事が出来た。まことに喜ばいい。彼も、きっとゆうきと同じ思いだろう。口に出さずとも。神様、今まで出会った人たち、すべてに感謝だ。あの出会いがあってこそ今日と言う日を迎えられた。あの出来事があってこそ今日と言う日を迎えられた。
今日は、今日は娘の誕生日だ・・・・・。

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 満19歳。10代最後の年だ。何がどう変わっていくのだろう。けれども、これから先も、今日と言う日が、彼にとって、ゆうきにとって、1年のうちで最も感慨深い日であることには変わりはない。

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2015年3月25日

いっぱい咲いた

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 クロッカスはその後、次々に開花した。
暖かな日差しを受け、恵みの雨を受け。
先を競うように、誇らしげにすがすがしく。
小さな花弁ひとつひとつが愛おしい。
どれが一番だなんて決められない。絶対に。
みんなみんな我が家の一員である。

 そう言えば、ゆうきは、庭に白い花を咲かせるのが夢だった・・・・・・今更ながら思い出した。
夢が叶った・・・・・。
小さな花弁、ひとつひとつが愛おしい・・・・・・。

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2015年3月23日

チビ水仙

 日常生活において、仲間から、1人だけあるいは1匹(1羽)だけ遅れている様を見かけると、どうしても気になってしまう。たとえそれが、赤の他人であっても名も知らぬ生き物であっても。
植物も同様だ。彼が丹精している庭に植わっているのなるとなおのこと。

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西側の花壇には、数株の水仙が植わっている。
同じ日に植えて同じように世話してきた。日当たりだって平等だ。なのに、なのに、一株だけ、他よりも、成長が遅れがちな水仙がある。(写真)
何ゆえなのか・・・・・。いくら考えてもわからない・・・・・。一昨年は、他より2週間ほど遅れて、無事に開花した。が、昨年は、芽は出たものの、花開かぬまま、しぼんでしまった。写真の水仙一株だけ。一家一同、意気消沈した。

 土の中でダメになったのかも・・・・・99%諦めていた。それだけに、春先に小さな芽を発見した時には、胸が熱くなった。生きていてくれたんだ・・・・・・。

 「チビ水仙」 彼が命名した。ぴったりな名前だ・・・・・。ゆうきは思う。彼は、赴任先にいても一株だけ成長が遅れがちな水仙を思いやっている。「チビ水仙」は、他よりもだいぶ遅れて、けれども、順調に成長を遂げている。
 今年こそ・・・・・・心の底から願っている。

 

 
 

 

 

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2015年3月21日

お昼ご飯は

 単身赴任の彼が自宅に滞在する日のお昼ご飯・・・・・ここの所手作りしている。先日は豚丼にした。その前はシチューで、そのまた前が親子丼で、そのまた前の前がカレーで、そのまた前の前の前が炊き込みご飯のおにぎりと卵焼きだった。そのまた前の前の前の前のお昼ご飯は・・・・・さすがに忘れた・・・・・。

 「外食と中食を控えよう、パパがいる日のお昼ご飯も手作りしよう。」(以前は、彼が滞在する日のお昼と言えば、外食及び中食ばかりだった。)彼と娘とゆうきの3人で話し合って決めた。
 実は買い替えたいものがあって、お金をためている。それは、とっても高いもので、生活するうえでなくてはならないものだ。

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 彼の休日の昼前、ゆうきはキッチンに立つ。彼や娘が手伝ってくれることもあるが、基本、ゆうき1人で作る。正直、しんどい時も多々ある。しんどい時は、買い替えたいものを無事に買い替えた時の事を思い浮かべる。もしも実現したならば・・・さぞかし快感だろう。
 先はまだ長い。気が遠くなるくらいに・・・・・・・。一歩、一歩の歩幅は狭い。が、歩み続ければきっとたどり着けるだろう。継続は力なり、ちりも積もれば山となるだ。

 さて、今度の休日は何を作るとしよう・・・・・・・・。

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2015年3月18日

出番待ち

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 我が家の玄関では、雪かきグッズが待機している。
昨年末に、彼が物置から出した。備えあれば憂いなし。いつ雪が降っても大丈夫なようにと。
以来、ずっとそのままだ・・・・・・。

 昨シーズンの大雪はトラウマとなって、深く重くのしかかっている。同じ地域に暮らすみんなの心に。

 果たしてこの冬は・・・・・?毎日毎日、朝、目覚めると空を見上げていた。ニュースよりもまず天気予報をチェックした。ハラハラしているうちに1月が過ぎ、ビクビクしているうちに2月が終わった。いつの間にやら、3月も後半戦だ。雪の心配は4月中旬まで消えない。けれどもこれから先に降る雪はそれほどひどいことにはならない。
時の流れの早さを、これほどありがたく感じた年がかつてあっただろうか・・・・・・。

 

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2015年3月16日

最初の緑

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 昨日の昼下がり、庭の見回りをしていて発見した。今年最初の緑(常緑樹をのぞく)を。ちょっと驚いた。いつの間に出てきたのだろう。いつの間にこんなにも成長したのだろう。先日の見回りの際は、その気配すら発見できなかった・・・・・。軒下である。レンガと砂利の間である。何もこんな所に生えなくてもいいのに・・・・・つくづく思う。

 今年最初の緑・・・・・・聞こえはいいが、ゆうきはこの植物の名を知らない。調べようと思わない。彼や娘もたぶん同様だろう。誰も植えた覚えはない。出てきてくれと頼んだ覚えもない。要するに雑草。彼に見つけられたら、即効で引っこ抜かれるに違いない。儚い命である植物が、なぜだか気の毒に思えて、デジカメを取りに部屋へ戻った。

 今年最初の緑・・・・・・雑草との戦いが幕を開けた。
やれやれ・・・・・つくづく思う。

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2015年3月14日

啓蟄

 
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 最初に見つけたのは彼だった。
「お~い!、クロッカスの蕾が出たぞ~。」
ちょっと興奮した声でリビングにいた娘とゆうきを呼んだ。
満面の笑みを浮かべていた。瞳は少年のようにキラキラと輝いていた。すごくすごくうれしそうだった。
空はよく晴れていたが、風が冷たい日だった。
前の日は冷たい雨の1日だった。
彼は赴任先に戻る直前だった。
沈んでいた気持ちが一気に華やいだ。
二十四節季に1つ「啓蟄」の数日後だ。
虫さんよりも先に蕾が先に姿を現した・・・・・・。

我が家の庭に春が来た。小さい小さい春だ。

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2015年3月11日

3月11日

 あの日の記憶は、とても鮮明だ。
4年が経過しても全く色あせない・・・・・・・。

 あの日は、娘の高校受験の合格発表の日だった。
朝から何度も時計で時間を確認した。何度も何度も。胸が高鳴っていた。
発表は、ゆうきも一緒に見に行った。無事に合格していて、前の晩からの緊張感が吹き飛んだ。

 様々な手続きを済ませて、家に帰ったのは、昼過ぎだった。
さて、どうお祝いしよう、晩御飯は何を作ろう、買い物に行かなきゃ、楽しい夜にしよう・・・・・。思いを巡らせていたら、大きな揺れに見舞われた。何が起こっているのかわからず、地震だと気が付くのにしばらく時間がかかった。胸いっぱいに広がっていた喜びが吹き飛んだ。

 緊張感と喜び、その後訪れた絶望感。
「ジェットコースターの様な一日だった・・・・・・。」
娘は言う。ゆうきも同じことを思う。

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 あの日の記憶は、とても鮮明だ。
4年が経過しても全く色あせない・・・・・。
これから先も色あせることはないだろう・・・・・・。

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2015年3月 9日

雪景色

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 ここの所、お天気や気温の変動が激しい。
朝のうち、すっきりと晴れていても、昼前には曇りはじめる。
前の日に小雪が舞うほど冷え込んでも、次の日は、日中に汗ばむほどの陽気になる。
雲の流れが複雑且つ早い。体感温度が冬と春を行ったり来たりだ。
毎朝、洗濯物を外に出すべきか出さぬべきか悩む。
毎朝、着る物に悩む・・・・・・。

 先日は、朝起きたら、外が雪化粧していて、ちょっとびっくりした。
前の晩は、確か小雨だったのに・・・・・・。それほど寒いとは感じなかったのに・・・・・。
お天気の変動が激しい、気温の変動が激しい。目と肌と心がびっくりしている。
写真の雪景色は、数時間後にいつも通りの景色に変わった・・・・・・。

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2015年3月 7日

おやつに

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 「ねぇ、〇〇食べたい?」
と、彼が娘やゆうきにたずねる時は、だいたい〇〇を自分自身が食べたい時である。
彼は、自身のブームに、家族を巻き込む。自己中というより、自分だけ食べるのは、気がひけるらしい
この冬は、焼き芋にハマりにハマった。
「ねぇ、焼き芋、食べたい?」
何度、聞かれたことやら。赴任先からこちらに戻る時に買ってきたこともあった。どうしても今、食べたいからと言って、わざわざ、家から少し離れたスーパーまで買いに走ったこともあった。1つ100円~150円、節約一家のささやかな贅沢。この冬、娘とゆうきは焼き芋に目覚めた。彼のおかげで。焼き芋がこんなに美味しいものだとは今まで気が付かなかった。

 今年も、いつの間にやら3月である。あと何回、焼き芋が食べられるかな~。春が来るのは喜ばしいが、焼き芋の季節が終わるのは寂しい・・・・・・。

 

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2015年3月 4日

インコは見た

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 ある日のお風呂上り、ゆうきは1人パソコンの前で寛いでいた。
彼は赴任先、娘は自分の部屋、何気ない日常である。
「う~ん」
思いっきり伸びをして、大あくびした。気持ちいい~!生きていてよかった~って思えるくらいに気持ちいい。1日のうちで最も安らげる時間帯・・・・・至福のひと時だ。

 大あくびの際、自分は果たしてどんな顔をしているのだろう・・・・・時々思う。鏡を見たことがないからわからない。わからないが、想像はつく。きっと、きっと間の抜けた顔をしているに違いない。彼や娘が見たら呆れるはず・・・・・。まあ、いいや・・・・・誰も見ていないし、見られないようにしているし・・・・・・・。が、しかし。”ある日”に限って、ふと視線を感じた。振り返った。そこにインコがいた。鳥籠を開けっ放しにしていたことを忘れていた。「家政婦は見た。」ならぬ「インコは見た。」だ・・・・・一瞬、焦った。
「誰にも内緒よ、内緒!パパやお姉ちゃんに言ったらダメよ!」
ゆうきはインコに必死に言い聞かせた。

ある日のお風呂上り、彼は赴任先、娘は自分の部屋、何気ない日常の出来事であった。

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2015年3月 2日

黄昏時に

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 日が長くなったな~こののところ毎日思う。。
晴れた日の黄昏時は特に強く強く思う。
冷え込む日もあるが、庭の様子も畑の様子も冬と変わりはないが、空は、空だけは、季節が着実に移ろいをとげていることを物語っている

 先日の黄昏時、ひとり庭先に佇んだ。
土のにおいに混じって、ちょっとだけちょっとだけ、草のにおいがした。
季節は、季節は、着実に移ろいをとげている。

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