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2016年4月

2016年4月30日

はなっぽろ

 彼は、自分の実家に帰省するとお国ことばに戻る。
実の親兄弟と会話する彼の表情は実に穏やかで幸せそうだ。
ゆうきも実家の両親及び親戚と話すときは、お国ことばだ。
ゆうきが実家の両親及び親戚と話している時、どんな表情をしているかはわからない。話している時に鏡を見たことがないから。おそらく、ホッとした表情を浮かべているのではないかと思われる。
若い頃は、お国ことばを恥ずかしく感じたものだが、今はむしろ誇らしくさえ感じる。
標準語で話すよりも、お国ことばで話した方が思いが通じる気がする。

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 ところで、彼の実家方面のお国ことばに「はなっぽろ」という言葉がある。
初めて耳にした時は、どんな意味を持つのかわからなかった。
「はなっぽろ」とは、食いしん坊のことだ。
困惑しているゆうきに、彼がそっと教えてくれた。
ななっぽろ、はなっぽろ、はなっぽろ・・・・・なんて温かみがある言葉なのだろう。
一度で好きになった。
彼は、彼は小さな頃から、「はなっぽろ」って言われ続けてきたらしい。彼と縁あって結婚したゆうきもまた「はなっぽろ」 「はなっぽろ」な父親と「はなっぽろ」な母親から生まれた娘も、当然、「はなっぽろ」である

 ちなみに、ゆうきの実家の面々も「はなっぽろ」である
はなっぽろ、はなっぽろ、はなっぽろ・・・・・・周りは、「はなっぽろ」だらけ。
「はなっぽろ」であることの幸せ、「はなっぽろ」であり続けることの難しさ・・・・・しみじみ痛感している。


 

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2016年4月27日

あさが来た

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朝が来た。
どんな人の所にも朝は来る。どんな夜でも朝は来る・・・・・・
ここのところ、毎朝、痛感している。
ベットでの時間を悶々と過ごしている
やっと、眠りに付けたと思ったら、夢を見て、はっと目覚める。
一晩のうち、何度も同じことを繰り返す。
夢でよかった~って思うこと度々・・・・・・。
現実ならばよかったのに思う夢もたまに見る。


 母は、病院でどんな夜を過ごしているのだろう。
ぐっすり眠れているといいのだが。

 母は、明日、一時退院する。
ゆうきは今から、実家の大掃除をする。

 今は、目の前のことをこなす。ただそれだけ。

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2016年4月25日

思い

 記事にするべきかどうかずいぶんと迷った。
あまりに衝撃的すぎて、あまりにショックすぎて。
だが、やはり記しておこう。自身の気持ちを整理するためにも。

 海を見た。
今回は、彼は傍らにいなかった。
母と弟が一緒だった。
3人で、
「あぁ~、海が見えるじゃん。」
って、ちょっとだけはしゃいだ。あとにつづく沈黙。
これが楽しいドライブ先での事だったら、どんなにいいか・・・・・・。
心の底から思った。
海を見たのは病院の窓からだった。
母が、癌と診断された。食道癌である。

 救いなのは、まだ初期の段階であることだ。
母は、がんばって治療すると言っている。

 あまりに衝撃的すぎて、あまりにショックすぎて、考えがまとまらない。
今はただただ目の前のことをこなしているだけ。
やるべきこと、考えるべきことは山ほどある。

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2016年4月23日

自分の味


 肉じゃが大好き。
子供のころから。
これから先も好きでありつづけるであろう。
実家にいた頃は、肉じゃがを作ってもらっていた。
祖母が作る肉じゃがも母が作る肉じゃがも両方、大好き。
もう長いこと食べていないが、舌がちゃんと記憶している。
美味しくて、美味しくて、ほっぺたが落ちそうだった・・・・・。

 自分で作れるようになったのは、結婚してからだ。
祖母にも母にも教わらなかった。
花嫁修業だって、ほとんどしていない。
忘れもしないあれは結婚して間もない頃。
晩御飯は肉じゃがにしようって思った。
文字通りの、ぶっつけ本番だった。
料理とは、感覚である・・・・・2人から学んだ。
とはいえ・・・・・失敗はしたくない。
一生懸命シュミレーションした。料理本片手に。
結果は・・・・・・なんとかなった。
祖母や母がするのを見ていて、知らず知らずのうちに身に着いていたのだろう。

 肉じゃが大好き・・・・・彼や娘も同様に思っていてくれたらうれしい。

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2016年4月20日

年代物


 

 実家のキッチンに入ってびっくりした。。
まだあったんだ・・・・・・。

 写真にある少々汚れが目立つ丸いものは、鍋敷きだ。
祖母が手作りした。新聞の折り込みチラシで出来ている。
もう何年経つのだろう・・・・・・。
縁側で日向ぼっこしながら、ちょっとずつコツコツと仕上げていった。
時に鼻歌を歌いながら、時に近所に住む茶飲み友達と話をしながら。
誰の手も借りなかった。一から十まで祖母の手作業だ。
祖母の笑顔が脳裏に浮かぶ。しわくちゃな手も。

 まだあったんだ・・・・・胸が熱くなる。

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2016年4月18日

花の共演

花の共演

 菜の花の黄色と桃の花のピンク・・・・・・
花の共演だ。
すぐ近くで蝶々が戯れている。
遠くでは野鳥がしきりにさえずっている。
菜の花と桃の花と、香りは実に濃厚で、むせ返るほどだ。
花の共演・・・・・生きていてよかったって思える。
命の洗濯ってやつだ。

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2016年4月16日

絶句

絶句
 またもや、大きな地震が発生した。
テレビに映る悲惨な状況に、ただただ、息を呑むばかりだ。
なぜ、こんなことに・・・・・遠く離れた地から思う。実際に被災されている方々は、もっと強く思うだろう。
最初の地震が発生した直後、ゆうきの携帯が着信した。娘からだ。1人テレビを見ていて、地震があったことを知り、びっくりするのと同時に怖くなったらしい。声が震えていた。
1人暮らしを初めて間もないのだ。不安の上塗りだ。無理もない。


 先ほど、また大きな揺れがあったらしい。
救助を待つ人たちのことを思うといてもたってもいられない。大切な人の安否確認が出来ない人たちのことを思うと胸が張り裂けそうだ。
お願いだから、助かって❗
お願いだから、早く助けてあげて❗
祈ることしか出来ない・・・・・。
普通の生活を送っていることに罪悪感を覚える・・・・・。

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2016年4月13日

お花見

お花見

 五重塔があって、町並みを眺望できて、富士山が真ん前にそびえる桜スポットは、思入れ深い場所だ。
ここに来るのは何度目だろう・・・・・・数えるのは不可能だ
何しろ物心ついてから今に至るまで、季節を問わず、何度も訪れているのだから。

 思い出だって数えきれない。
友達の笑顔、耳をくすぐる野鳥のさえずり、花の香り、草の香り、一緒に食べたお弁当の味、頬を撫でる春の風・・・・・写真に残っているものもいないものも、みんな心の財産だ。

 いつの間にやら、日本各地ばかりか、世界各国から、多くの人が訪れるスポットとなった。
ネットの力は偉大だ。
大好きな場所が有名になるのは嬉しい。でも、ちょっとさみしい気もする。

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2016年4月11日

春の便り

 日曜の昼下がり、玄関の呼び鈴が鳴った。
父だった。
「菜っ葉、食うか?」
開口一番、たずねられた。
この時期の菜っ葉とは、菜の花の事である。
あぁ~、我が地域にも春が訪れたんだ・・・・・・今更ながら実感した。
いつもにぎやかな娘がいないと、季節感が薄れる
「〇〇がいないからね。ちょっとでいいよ。」
応えた途端に、父の顔が陰った。
「〇〇は、元気でやってるか。」
「うん、元気だから大丈夫だよ。」
きっときっと、父の脳裏には、孫娘と楽しく過ごした日々が走馬灯のように駆け巡ったに違いない。
孫も、孫も、いつかは離れて行ってしまう・・・・・・。

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 娘がいれば、もっともっとたくさんもらうのだが・・・・・。
今年の菜の花は、ちょっとほろ苦い。

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2016年4月 9日

万能?

 子供の頃、ハンバーグは好きじゃなかった。
祖父母と同居だったためかどうかは定かでないが、実家の食卓にハンバーグが乗ることは、全くなかった。
学校給食に出されたが、美味しいとは感じなかった。
外食先でオーダーすることも一切なかった。
子供が好きなメニューランキングで、ハンバーグが上位に上がることが信じられなかった。
どこがいいのか、どこが美味しいのかわからなかった。

 美味しいかも・・・・・って思えるようになったのは、娘がある程度大きくなって、自分で作るようになってからだ。
美味しくなければ、美味しいくなるようアレンジすればいい・・・・・・そう気づいたのだ。
色んなハンバーグを作った。お豆腐を主体としたハンバーグ、季節の野菜を主体としたハンバーグ等々。彼の好みを考慮して、娘の好みも考慮して、工夫に工夫を重ねた。
何度も作ったが、不味かったことはない。なぜなら自身の好みも考慮しているから。

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 先日は、パン粉の代わりに高野豆腐を使ってみた。(乾燥したままおろし金で摩り下ろす)
全然違和感なく、美味しく出来た。また作ろうっと。
ハンバーグって、万能メニューではないか・・・・・近年、思うようになった。
アレンジが利く、冷凍保存ができる、くず野菜など残り物を使えるから節約にもなる。

 今度は、どんなハンバーグにしようか、考えるのも楽しい。

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2016年4月 6日

合宿

合宿
 今日は、スマホから投稿。
娘の所に、来ている。昨日の夕方6時半に、自宅を出発して、夜10時半少し前に到着した。所要時間4時間弱。今回は、高速を使わなかった。凄く遠く感じた。一晩経った今も、車に揺られている気分・・・・・。
昨夜は、1人暮らし用の部屋に親子3人で寝た。狭苦しかったが、合宿みたいで楽しかった。
心ほんのりな夜は、実に久しぶりだ。おかげで、朝ごはんが美味しい・・・・・。1日を気分よく過ごせそう。
今日は、今日は、入学式だ。

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2016年4月 4日

さくら

さくら

 「ぴんぽ~ん。」
ライン受信を知らせる音を聞くたびに、胸が高鳴る。
相手はもちろん娘だ。
今度はなんだろう・・・・・・。
どれほどワクワクすることか、どれだけ嬉しいことか、とてもじゃないけれど、言葉では言い表せない。

 昨日は、桜の画像を送ってきてくれた。
今がちょうど見ごろなようだ。
同じ桜でも、周りの風景によって、だいぶ雰囲気が変わる。
娘が住む地域に咲く桜も、また素敵だ。
心がほんのりとした。

 娘は、この桜を見て何を感じたのだろう。
新しい地で、季節を五感で感じて、地ならではの良い所をいっぱい見つけて、”住めば都”となってくれたらうれしい。

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2016年4月 2日

2人分って?

 娘が親元を離れ、夫婦2人だけの生活になった。
日常生活において、娘の名を呼びそうになり、ハッと思いとどまることが多々ある。
朝、娘が目覚める時間帯に、3度3度の食事の時に、インターネットをしていて興味深い記事を見つけた時に、夜、寝室に向かう際に・・・・・娘の名を呼びそうになっては、思いとどまる。
彼も同じだ。仕事から帰ってきて、
「あれ?○○は?」
って言いかけて、ハッと思いとどまっている・・・・・。
いったいいつになったら2人だけの生活に慣れるのだろう・・・・・・。

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洗濯物を干している時や食事の準備をしている時は、特に2人だけで生活していることを実感させられる。
2人分って、これっぽっちなんだ・・・・・・。
いったいいつになったら2人だけの生活に慣れるのだろう・・・・・。
慣れる日は来るのだろうか・・・・・・
娘の存在の大きさを改めて実感している。

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