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2016年5月

2016年5月30日

ふたつの台所

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 母が闘病生活に入るにあたり、ゆうきは実家の食事作りを頼まれた。
父と母と弟、3人分の食事作り。
引き受けたはいいが、予想以上に大変だ。
毎日、毎時間、眠りに付いている時以外は、食べ物のことを考えている。
あれをこうして、これはあぁして・・・・・・。時々、頭が混乱する。
悲鳴をあげそうになるけれどあげない。なぜなら、料理は嫌いでないから。

 お財布は別々
話し合うまでもなくそうなった。
あぁ~、ゆうきは、独立したんだ・・・・・今更ながら実感している。

 我が家で作ったものを実家に、実家で作ったものを我が家にと言うこともほとんどない。
実家の食事は実家のキッチンで、我が家の食事は我が家のキッチンで作る。
なぜなら、実家の面々と我が家も面々とでは、食の好みが違うから。
実家を出て20年余り、彼のカラーに染まったつもりはないけれど、実家にいた頃とは違うカラーになったのだということを実感している。

 今日の母の食事は何にしよう、父と弟の分はどうしよう。我が家では何を作ろう。娘は今夜何を食べるのだろう。
毎日、毎時間、眠りに付いている時以外は、食べ物のことを考えている。

 

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2016年5月28日

昨夜の晩御飯

合理的?

 娘が一人暮らしを始める際、「晩御飯に食べたものラインしなさい。」って、約束させた。
娘は、約束を忠実に守っている。
外食なし、惣菜を買ってくることもなし。
1日も欠かすことなく自炊して、その内容をラインで送ってくれる。

 昨夜の晩御飯は、煮込みうどんだった。
3日ほど前の晩御飯は、袋ラーメンだった。
週に2回は麺類が登場する。
親元を離れても、麺類好きなのは変わらないらしい。

 娘の様子を、実家の母に話して聞かせた。
ラインで送られてきた画像を見せながら。
「へぇ~、〇〇が、こんなこともできるようになったんだ。」
母は、えらく感心していた。

 娘の話をすると、母はすごく喜ぶ。
過酷な闘病生活・・・・・孫娘の成長が、母の心の支えになってくれたらと思う。

 

 

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2016年5月25日

こんな所にも

こんな所にも

 一輪だけ、ぽつんと咲く花に心引かれる。
見つけたならば、しゃがみこんで、時間の許す限り見つめる。

 無事に花開いてよかった。
元気そうでよかった。
綺麗でよかった
誰にも摘まれずに踏まれずに済んでよかった。
見つける事が出来て、本当によかった。

 これも1つの出会いなのだろう・・・・・
心に灯りが燈った気がする。ほんのりと温かな灯りが。
花は、やがて、散ってしまう。
でも心に燈った灯りは永遠に消えない。

 一輪だけ、ぽつんと咲く花に心引かれる。
見つけたならば、しゃがみこんで、時間の許す限り見つめる。

 

 

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2016年5月23日

あっ!

あっ!

 「あっ!」
水やりの手が思わず止まった。
リンゴの実を発見。
ちょっとだけ胸が高鳴った。
いつの間に・・・・・。
今、突然、実がなったわけではなく、花が散った時から、兆候があったはずで、見逃してしまったことが、実に惜しい・・・・・。
今年は、花の開花も見逃してしまった・・・・・。
いくら、大変な時とはいえ、季節の移ろいにあまりに鈍感すぎたと深く反省している。

 実の成長は見逃すまい・・・・・。
だんだんと大きくなる様、だんだんと色づく様、しっかりと見届けよう。
何かが成長する様子は、心を元気にする。

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2016年5月21日

夕暮れ

 日が長くなったな~・・・・・毎夕、思う。

 何故だろう・・・・・・。
夕日を見ていると、昔がよみがえる。

 小さな頃、友達と見た夕日が忘れられない。
友達とは、何度も一緒に夕日を見た。
遊びに行った帰り道で。家の近くの空き地で。
お互い顔を真っ赤に染めて、
「きれいだね~。」
って、はしゃいだ。
友達のことが大好きだったのに、些細なことで仲たがいした。
1人で見る夕日は、妙に物悲しくて、ちっともきれいだとは感じられなかった。
中学生になって仲直りしたけれど、もう、一緒に夕日を見ることはなくなった・・・・・・。

 あれから何年経つのだろう。
風の便りに、友達は遠くの地に嫁いだと聞いた。
今頃どうしているのだろう・・・・・・
元気にしているといいな。
夕日を眺めつつしみじみ思った。

 

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2016年5月18日

風薫る

 「ちょっとドライブしよう。」

 彼が連れて行ってくれた場所は、自宅から数十分の公園だった。

 公園は、緑いっぱいだった。
そうか、いつの間にやら季節は初夏なんだ・・・・・今更ながら気が付いた。

 母が癌を告知されたのが4月中旬。
以来、やるべきこと、考えるべきことが山積みで、毎日があっという間に過ぎ去った。
眠れない夜が続いた。
目にクマが出来た。
酷い肩こりとなった。
歯肉が腫れた。
頭痛にも悩まされた。
とてもじゃないけれど、季節を感じる余裕なんてなかった。

 そうか、いつの間にやら季節は初夏なんだ・・・・・・。

 久しぶりの公園は、目に耳に花に肌に心に優しかった。
深呼吸した・・・・・・緑の香りがした。
いい充電になった・・・・・。

 母はこれから長い闘病生活となる。
一番大変なのは、母だが、ママりの人間もまた大変だ。
煮詰まったならば、また、公園を訪れよう・・・・・

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2016年5月16日

この夏最初の

 この夏最初のスイカである。
お腹に収める前にデジカメに収めた

 夕飯を食べている時、買い忘れたものがあることに気が付いた。
どうしても必要なものだった。
急いで行きつけのスーパーに駆けつけた。
夜の7時半過ぎ。閉店間際であった。

 必要なものは、すぐにゲットできた。

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 何気なく店内をうろついていて、思ってもみなかったものを発見した。
カットスイカだ。
4月の下旬ごろから店頭に置かれていたが、高額だったため、恨めしく思いつつも、スルーしていた。

半額になっていた。
迷わずゲットした。
心躍った。
スイカは大好物である。子供の頃からの。

 家に帰って、早速頂いた。
この夏最初のスイカは、甘くて瑞々しくてとっても美味しかった。
ここの所、色々あって、心身ともに疲れ果てていたが、少し力が湧いてきた気がする。
また、がんばろうっと。

 この夏は、果たしてどんな夏になるのだろう
旬のものが豊作となる夏であってほしい・・・・・心から思う。

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2016年5月14日

狭い

狭い
 「狭いな~。」
娘の所を訪れる度に、幾度となくつぶやく。
口にしたところで、どうにもならないのだけれど。
玄関が狭い。キッチンが狭い。お手洗いやお風呂場が狭い。普段すごす部屋は、もちろん、狭い。
どこもかしこも狭い。
玄関ドアを開けた瞬間に、実感する。室内で、何かしら、行動しようものなら、さらに強く思う。
中でも、一番に不自由に感じるのは、キッチンではなかろうか。
洗い物ひとつするにも難儀だ。

 娘の所に来ている。
昨夜は、狭いキッチンで、ちょっとだけ豪華な夕食を作った。母娘ふたりで、時に彼も加わって。ワイワイガヤガヤ、本当、楽しかった。
狭い空間も、案外、悪くない・・・・・
つかの間の休息、明日からは、また、現実が待っている。

 孫娘の元気な様子を伝えたら、母も、少しは、ポジティブになってくれるかな~

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2016年5月11日

床磨き

 眠れない夜を過ごしたと思ったら、昼間に強烈な眠気に襲われた。
ほんの少しと横になった。
夢を見た。内容は覚えていないが、心地いい内容でないことは確か。
寝汗をかいた。ほんの少しのつもりだったのに、かなりの時間が経っていた。

 電話の着信に、いちいち、びっくりする。
ちょっとしたお天気の変化にビクビクする。
些細なことでネガティブになる。

 掃除をしよう。
落ち着かない時は、体を動かすに限る。

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 床を磨いた。少しだけ気持ちが、前向きになった。
近いうちに、実家の床も磨こう。綺麗好きな母のために。

 掃除をしよう。
落ち着かない時は、体を動かすに限る。

 本日、母は、2度目の入院をする。
病院まで付き添って、帰って来たならば、また掃除をしようと思う。

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2016年5月 9日

よりどころ

 娘は、新しい生活に慣れつつある。

 大学の勉強はもちろんのこと、自炊もかなりがんばっている模様。
先日は、カレーうどんを作ったそうな。
てっきりインスタントかと思ったら違った。
ちゃんと材料を刻んで炒めて、作ったらしい。
ジャガイモと玉ねぎと人参と・・・・・・。
1人暮らしを始めて一ヵ月とちょっと。ずいぶんと進歩したものだ。

 作るのに一時間弱かかったみたい。
出来上がりをラインしてきた。
「美味しい~。」
だって。
思わず、ゆうきもカレーうどんが食べたくなった。

 母の癌宣告以来、心が沈みがちだ。
娘の成長が、充実した様子が、唯一のよりどころだ。

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2016年5月 7日

砂利に咲く花

 つい先日、ゆうきは、車から玄関までのわずかな距離を歩いていた。
実家を訪ねた帰りだった。1人だった。
ふと、紫色の何かが目に留まった。
いったいなんだろう?
しゃがんでみた。
ビオラだった。
砂利を敷き詰めた場所に、ぽつんと一輪。
気付けてよかった~。
危うく踏み潰すところだった。
なぜ、こんな所に・・・・・・
諸事情は知る由もない..
それでも、がんばって、その生をまっとうしてほしい・・・・・心から思った。

 薄曇りの日の昼下がりの、少しだけ、心がほんのりした出来事であった。

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2016年5月 4日

撮れたてホヤホヤ

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 昨夜は嵐だった。
風はビュービュー、雨はザァーザァー、それはそれは賑やかな夜だった。
嵐は夜が明けきる頃には止むとの予報だった。
だから、ゆうきは、ひょっとしたらと期待した。

 賑やか過ぎて眠れない夜を過ごし、やがて朝が来た。
待ちわびていたかのように、リビングのシャッターを開けた。
目の前に、期待通りのものがあった。
感極まった。
家事を中断して、デジカメに収めた。

 虹は、何度も見たことがある。
だが、いつだって、偶然だった。
”期待通り”は、おそらく初めて。

 早起きは三文の徳・・・・・実家の母から、小さな頃から躾けられてきた。
本当、その通りだ・・・・・今朝つくづく実感した。

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2016年5月 2日

花より団子?

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 「リンゴの花が咲いたよ。」
彼が教えてくれた。
つい先日のことだ。
リンゴの木は通りとは反対側にある花壇に植わっている。
4年程前、彼が植えた。
昨年も一昨年も、ゆうきが先に気が付いたのだが、今年は、先を越された。

 昨日の午後、改めて、リンゴの木の傍らに立ってみた。
花は、花は、たくさん咲いていた。それこそ数えきれないくらいの数ほど。
あぁ~、どんな状況下にあろうが、季節は巡る・・・・・・しみじみ実感した。
今年のにリンゴの花は、とてもまぶしく感じる。

 ところで、実家の母は、「花より団子」なタイプだ。
母に手塩にかけて育てられたゆうきも、当然、「花より団子」
実がなる木が、身近にあったならば、花よりも先に実が思い浮かぶ。
これから先もきっと揺るがないであろう、親子共通の価値観。

 リンゴの木に実がなるのは秋口だ。
秋口と言えば、母は手術が終わって、家で療養しているだろう。
その頃の母に生のリンゴは無理だ。病気が病気だけに。
リンゴがなったならば、コンポートにして、実家に持っていこう・・・・・・今から密かに計画している。

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