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2024年5月

2024年5月31日

小山が

 彼が草抜きをした後、庭のあちらこちらに草の小山ができた。
小山には、いったい何種類の植物がまぜこぜになっていることやら。
スギナにタンポポ、ハルジオン・・・・・確か三つ葉もあったはずだ。
数日が経過して、かさが減った。
雨が降って、更にかさが減った。
色彩の変化も著しい。
最初は鮮やかな緑色だった。
次の日になるとくすんだ深緑色になった。
次の次の日くらいになると茶色になった。
あと数日もすれば、更にかさは減り、枯れ草の山となるだろう。
枯れ草の山となったならば、市指定のゴミ袋に入れてゴミに出す予定。
今や、草を片付けるにもお金が要る。
Cimg0310

 なんだかな~。
つい10日ほど前までは生き生きと蔓延っていた存在だ。
ちょっとかわいそうな気もする。
なんだかな~。
スギナにしたって、タンポポにしたって、
ハルジオンにしたって、その他諸々名前も知らない草花にしたって、
その生命力は半端ない。
野に蔓延る草花の生命力を何かしら生かせないものか。

 草抜きのたびに思う。

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2024年5月29日

草抜き後

 朝食を終えるやいなや、彼は野良着に着替え庭へ出た。
草抜きに庭木の剪定その他諸々、
やるべき事が山ほどあると意気込んでいた。
疲れているのだから、寝るなりテレビを見るなりゆっくりすれば良いのに、彼は庭に出る。
ゆうきが止めても娘が止めても、彼は聞く耳を持たない。
野良着を着て麦わら帽子をかぶって首にタオルを巻いて
腰ベルトから蚊取り線香を吊して、彼は草抜きや剪定に励む。

 庭仕事をしている時の彼の動きはキビキビしている。
庭仕事をしている時の彼の表情は生き生きしている。
庭仕事をしていると疲れも体の痛みも忘れるそうな。
きっときっと心が弾んでいるのだろう。

 先日のお休みの日、彼は1日中、庭にいた。
お昼ご飯は庭のベンチで食べた・・・・・。
Cimg0309

 おかげで庭の隅から隅まですっきりさっぱりした。
おかげで庭木の見栄えがよくなった。

 お疲れ様。
心の底から思う。

 庭仕事が生きがい?
庭仕事がストレス解消法?

 一仕事終えた彼の表情は輝いていた。まぶしいくらいに。
庭以上に気持ちがすっきりさっぱりしたに違いない。

 

 

 

 

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2024年5月27日

雲の流れ

 朝のうちは晴れていたがすぐに日が陰った。
今日は曇天か・・・・・・
思っていたら違った。
すぐにまた日が差してきた。
暑くなるな~・・・・・
ため息交じりに空を見上げたら、
またもや日が陰った。
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 日が差しては陰り、また差しては陰る。
雲の流れの早い日がある。

 子供の頃は、はっきりしないお天気の日が嫌いだった。
でも、今は嫌いじゃない。
雲の流れを見ていると不思議と落ち着く。

 雲の流れを眺めつつ、色んな事を考える。
たとえば過去のこと。
たとえば身近な人のこと。
たとえばどこどこへ行きたいとか。
反省することもある。
心配することもある。
遠くの地に思いを馳せる日もある。
思うこと考えること感じることは日によって違う。

 雲を眺めている時のゆうきの顔は・・・・・
きっときっと呆けているだろう。
呆れられるのは嫌だから、雲の流れをぼんやり眺めるのはひとりの時と決めている。

 あぁ~・・・・・
今夜の晩ご飯どうしよう・・・・・・
鶏肉を焼いてレタスと・・・・・・・・
気がつくと涎が垂れていた。

 雲の流れをぼんやり眺めるのは絶対にひとりの時にしよう。

 

 

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2024年5月24日

一期一会?

 夜が明けたばかりの空は雲がたくさんあった。
雲はたくさんあるけれど富士山は見えていた。
雲の流れは思いのほか早かったようだ。
ふと、窓の外を見ると、富士山が、
今まさに、雲の向こうに姿を消そうとしていた。
「あぁ~っ!」
って思わず叫んだ。
なんだかとても貴重に思えた。
一期一会に思えた。
逃してはいけない。
デジカメをつかんで外へ飛び出した。

 雲はどんどん、富士山を覆い尽くしていく。
今にも、今にも、消えそうだ。
アングルを図る間もなくシャッターを切った。
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 富士の麓に生まれ育った身、
似たような状況に何度も遭遇している。
でも、まったく同じではないはずだ。
富士山の残雪状況、雲の流れ。
同じ写真は絶対に撮れない。
なんとか間に合ってよかった。
デジカメを胸元で握りしめた。

 

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2024年5月22日

離れない・・・・・

 ある朝のこと。
ゆうきは車の助手席にいた。
五月晴れだった。
風は爽やか、暑くも寒くもない
行楽日和だな~・・・・・
なんて思いつつ、何気なく窓に目をやり、
ちょっとびっくり。
タンポポの綿毛が窓に張り付いていた。
車が走り出すと綿毛は風になびく。
信号待ちで車が止まると、綿毛も静止する。
落ちそうなものなのに、なかなか落ちない。
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たぶん、家から連れてきたのだろう。
どういう仕組みで張り付いているのか。
どうして飛んで行ってしまわないのか。
なんだか、綿毛が愛おしくなった。

  信号待ちで止まった際、運転していた娘も綿毛の存在に気がついた。
離れないね~・・・・・
母娘で微笑み合った。

 やがて車は国道へ。
スピードが増すと、綿毛は飛ばされた。

 「あぁ~あ!」
つかの間の旅仲間、
つかの間の癒やし。
ちょっと寂しく感じた。

 綿毛は風に飛ばされどこへやら。

 どこかで無事に花咲かせて欲しい・・・・・。

 

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2024年5月20日

難しい・・・・・

 いったい何回シャッターを切ったことか。
花を綺麗に撮るのは難しい。
撮っては消し、撮っては消し、撮っては消し・・・・・
なかなか思うように撮れない。
試しにスマホカメラで撮ってみた。
今ひとつな写真だった。

 ツツジが見頃を迎えている。
お隣との境目のスペースがただいま華やいでいる。
濃いピンク色のツツジだ。
彼が周りの草を抜いたら、より一層、輝きだした。
ツツジは輝く。
太陽の陽差しを受けて。
ツツジは輝く。
雨に打たれていても。
ツツジは輝く。
曇りの日でも。
輝いて、輝いて、輝いて・・・・・
いつ見ても輝いていて、
周囲を圧倒している。
まるで、自らが光を放っているかのようだ。
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 数え切れないほどシャッターを切って、
いちばんマシだと思うものをブログに記載している。
本当はね、
写真の何倍も何十倍も何百倍も美しく咲いているんだよ。

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2024年5月17日

雨上がりの庭

 お天気の回復は、天気予報より遅かった。
朝の空は雨雲でいっぱい。
靄で見通しが悪かった。
いつになったら晴れるのか、やきもきしていたら、
お昼前になってようやく、大地に陽差しが降り注ぎ始めた。
回復が始まったら早かった。
雲という雲がどんどん流れ去っていく。
リビングがにわかに明るくなった。
部屋にいることが勿体なく感じて、デジカメ片手に外へ出た。

 心なしか木々の緑が少し濃くなった気がする。
新緑から深緑へ
雨上がりの緑はあまりにまぶしい。
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 タンポポの綿毛は、
見事になくなっていた。
風に乗ってどこへやら・・・・・
そろそろ草抜きしなきゃ・・・・・。

 リンゴの木は葉っぱが生い茂り、すっかり夏模様だ。
実を付けるかな。
ひとつでもいい、実が付くと良いな~。

 風に冷たさがない。
春から夏へ。

 

 季節は着実に移ろいを遂げている。
 

 


 

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2024年5月15日

雨の夜

 夜中、風雨の音で目が覚めた。
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雨も強い。風も強い。
雨と風がものすごい勢いでシャッターを打ち付けていた。
お外はひどいことになっている・・・・・
容易に想像できた。

「すごい雨だな・・・・」
隣で声がした。
彼も同じ理由で目を覚ましたようだ。

 雨足はいっこうに弱まる気配がない。
風もいっこうに弱まらない。
雨と風と。嵐だ!

 ザッザザ~ッ、ザッ~ザッ!
雨音が、風音が、家中に木霊する。

 目をつぶったら、音が余計に強まったように感じた。
布団をかぶっても聞こえてきた。
耳を塞いでもまだ聞こえてきた。

 停電したらどうしよう。
インターネットの回線に不具合が生じたらどうしよう。
車、エアコンの室外機、エコキュート、衛星アンテナ、庭にある何かが壊れたらどうしよう
木々は、草花は、どうなってしまうのだろう。
不安要素を挙げたらキリがない。
でも、どうにもできない。

 自然の驚異をまざまざと見せつけられた。
眠れない夜を過ごした。

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2024年5月13日

五月晴れ

 空がどこまでも青い・・・・・
東西南北、どこを見ても青い。

 富士山が青空に映えている。
周辺の山々が青空に映えている。
電柱、家々の屋根、木々、目に入るものすべてが青空に映えている。
なんて綺麗な風景なのだろう。
絵心がないことが悔やまれる。
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 遠くで雀がさえずっている。
目の前の空き地で雉が雄叫びを上げている。
ゆうきも声を上げたい。
「気持ちいい~!」
と叫びたい。

 身を包む風は少々冷たいが、凍えるほどではない。
色んな香りがする。
若葉の香り、草の香り、土の香り・・・・・・
全部ひっくるめて良い香り。

 大きく深呼吸した。
なんて美味しい空気なのだろう。

 風薫る季節・・・・
あぁ~、空を自由に飛べたらどんなにいいだろう・・・・・。

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2024年5月10日

バチが当たった?

 ゴールデンウィーク真っ只中、彼と娘のお休みが重なった。
彼に足さなければならない用事は無かった。
娘に特にこれといった予定はなかった。
「1日中、家に籠もっていたら頭がおかしくなる。」
彼が言った。
娘もどこかへ出かけたそうにしていた。
ゆうきのも本音では出かけたかった。
渋滞にハマるのを承知で出かけることになった。

 とりあえず県をまたぐことにした。
どこへ行こう・・・・・。
「海が見たい。」
ゆうきが言った。
どこかの海岸を目指すことになった。

 車は国道をひた走り、山を越え、
やがて、渋滞にハマった。
やっぱりね~・・・・・という空気が車内に流れた。
場所は某観光地。有名処だ。
片側一車線の国道、迂回路はない。
当然、反対車線も大渋滞だ。
歩道は人、人、人・・・・・。
覚悟はしていたものの、こんなにも激混みとは・・・・・
もはやため息すら出ない。
ずっと座っているからお尻が痛くなった。
家を出発してからに時間が経過していた
そろそろお手洗いにも行きたい・・・・・

 ふと、上空からヘリコプターの音が聞こえてきた。
激混みの様子を撮影しているのだろうか。
もしかしたら、どこかの局で生中継しているのかもしれない。
渋滞の様子をテレビで見た人は何を思うのだろう・・・・・。
いつもはテレビで見る側だ。
テレビで車が渋滞する様子を見てはほくそ笑んでいる。
でも、今は・・・・・・
バチがあった~!
って思った。
自分がしたことは必ず自分に返ってくる。
反省空しく、車はじりじり年か動かない。
お尻だけでなく背中も痛くなった。

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 どこもかしこも混んでいる。
目的の?海が見えてきた時にはお昼をとうに過ぎていた。
やっとの思いだ。
お腹が空いていたことすら忘れていた。

 お昼ご飯はコンビニのお弁当で済ませた。
海岸沿いにあるベンチに3人並んで食べた。

 まぁ・・・・・海が見られたから良いかな~・・・・・
自分で自分を慰めた。

 彼も娘も次の日は仕事。
すぐに帰りたかったけれど、帰りも渋滞にハマった。
1日の大半を車の中で過ごした・・・・・。
何のために出かけたのやら・・・・・。

 他人様の不運を笑うものではないな・・・・・・
嫌と言うほど痛感した。

 

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2024年5月 8日

シャクナゲが咲いた

 シャクナゲが咲いた。
リンゴの木が花の時期を終え、
バトンタッチするかのようにシャクナゲが咲き始めた。
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 あまりに華やかだ。
華やかすぎて目が釘付けになる。
華やかすぎて圧倒されてしまう。
華やかすぎて失語症になる。
華やかすぎて表現力を失う。
華やかすぎて、華やかすぎて、ひれ伏したくなる。

 シャクナゲが風に揺れる。
シャクナゲが雨に打たれる。
シャクナゲが日の光を浴びる。

 シャクナゲはいつだって華やかだ。

 高貴・・・・・という言葉が思い浮かぶ。

 こんなにも高貴な花が、身近に存在して良いのだろうか。

 あまりに有り難い。
有り難すぎて手を合わせたくなる。

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2024年5月 6日

ライラックが・・・・・

 ライラックが咲いた。
昨年に引き続き今年も咲いた。
真っ白なライラック。
爽やかな風に揺れ気持ちよさそうだ。
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 ライラックは、何年も何年も花が咲かなかった。
春になり芽が出て、芽が生き生きとした葉っぱへと成長するものの
蕾はつかなかった。
何故なのか、専門書で調べても、ネットで検索しても、理由はわからず終いだった。
「今年、咲かなかったら、木を切り倒してしまおう。」
昨年の春、彼が言った。
えぇ~っ!それではあまりにもかわいそう・・・・・
ゆうきは思った。
お願いだから咲いてください。ひとかぶでもいいから咲いてください。
祈るような日々を過ごした。
いくつかの朝、いくつかの昼、いくつかの夜。
ライラックは咲いた。
青空に映えるライラックの花を見た時、
どれだけ嬉しかったことか。
どれだけホッとしたことか。
自身の少ない語彙では文章化できない。

 ライラックは切り倒されずに済んだ。
ライラックは命拾いした。

 ライラックが咲いた。
昨年に引き続き今年も咲いた。
彼はもう「切り倒してしまおう。」とは言わないはずだ。

 ライラック・・・・・なんて綺麗な響きなんだろう。
 ライラック・・・・・なんて可憐なんだろう。

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2024年5月 3日

タケノコフェア?

 便利な世の中になったな~・・・・・。
つくづく思う。
わからないことはすぐに調べられる。
知識が無くともなんとかなる。
たとえ不器用でも形にできる。
インターネットは本当に便利だ。

 娘がタケノコを持ち帰った日、
ゆうきは、検索魔になった。
生のタケノコに触れるのは生まれて初めてだ。
さてどうしよう・・・・・。
「タケノコアク抜き」
で検索してみた。
数え切れないほどの方法が出てきた。
ひとつひとつ確かめ、自分がいちばんやりやすい方法を選んだ。
結果、どうにかこうにかアク抜きできた。

 気をよくしたゆうきは、更に検索した。
タケノコ料理ってどんなのがあったかしら?
驚くほどの数のレシピが出てきた。
たとえば、タケノコご飯1つをとっても実に様々な方法がある。
若竹煮、土佐煮・・・・・・こんなにも簡単にできるんだ・・・・・
驚き桃の木山椒の木・・・・・だ。

 まずは若竹煮に挑戦した。
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次にタケノコご飯。
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次に土佐煮。
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写真を撮ることも忘れない。

 美味しい・・・・・
市販されている水煮のタケノコとは全然違う
タケノコとはこんなにも風味豊かだったんだ・・・・・・
幸せな発見だ・・・・・。

 タケノコはまだたくさんある。
次は何を作ろう。
検索、検索、検索・・・・・

 ただいまタケノコフェア開催中・・・・・・。

 

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2024年5月 1日

リンゴの花

 ふと気がつくと汗ばんでいた。
温度計を見ると23℃ほど。
クーラーを付けるほどではない。
窓を開けた。
たちまち、爽やかな風に身を包まれた。
気持ちいい~!
夢心地になった。
自然とリンゴの木に目が行った。
木には白い何かがたくさんなっていた。
花だよね、絶対に花だよね。花だといいな。
近づいてみた。
間違いなく花だった。
わ~い!
良い香りもする。
夢心地は頂点に達した。
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 いつ開花したのか。
どれがいちばん最初なのか。
今となってはわからない。
今年もまた見逃してしまった・・・・・。
蕾の時に撮りたかった。
開花の瞬間を目の当たりにしたかった。

 ちょっと、悔しい気もするけれど、
今年も無事に花の時期を迎えられたことは喜ばしい。

 最後の1輪が散りゆくまでじっくり堪能しよう。

 

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