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2024年8月

2024年8月30日

どこかへ行って欲しい・・・・・。

 突然、土砂降りになったと思ったら、数十分後には日が差す。
日が差して、アスファルトが乾き始めた頃、また土砂降りになる。
降ったりやんだり、日が差したり・・・・・・もう何度も繰り返している

 おかしな天気だ・・・・・

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 富士山は、昨日の午後から厚い雲の向こう側にある。

 パソコンに向かっている今は、お外は静かだが、数分後はどうなっているのやら・・・・・・。

 今夜は荒れるのか、それとも穏やかなのか。
明日、彼が、出かける時は、どうなっているのか。

 空模様の変化を予測するのは非常に難しい。
運転中に土砂降りになることたびたびだ。

 土砂降りの中の運転は大変だ。
お空からはものすごい勢いで叩きつけられるし、
地面は川と化すし・・・・・・。
視界が悪くなる。
ブレーキの効きが悪くなる。
怖いったらありゃしない。
目を凝らし、耳を研ぎ澄ませ、神経をとがらせ。
まさしく命がけだ。
出かけなければ良いだけの話だが、出かけなければいけない事情がある。
無事に行って来られた暁には、全身汗びっしょりになる。

 昨夜は、土砂降りの中を運転した。
本当、怖かった。

 今日も運転したけれど、土砂降りには遭遇しなかった。
明日はどうなのだろう。

 台風10号は、どれだけ広い範囲に影響を及ぼすのか。
台風10号は、どれだけ人々を脅かすのか。
台風10号は、いつまで日本列島に居座るつもりなのか。

 お天気に文句を言っても仕方ないけれど、腹立たしく思う。

 

 本当、お願い差から、頼むから、
さっさとどこかへ行って欲しい。

 

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2024年8月28日

スコール?

 車が曲がり角を曲がったら、
目の前は靄っていた。
道の両側は林で
右側の林から左側の林まで、空から幕を下ろしたかのように靄がかかっていた。
靄の幕までほんの数メートルしかない。
避けようがなくて、車は靄の幕に突っ込んだ。

 途端にものすごい雨に叩きつけられた。
まるで滝壺に車が突っ込んだかのようだ。
冗談抜きで車を壊さんばかりの勢いだ。
前が見えない・・・・・
びっくりしすぎて、怖すぎて、
頭の中が真っ白になった。

 ハンドルを握る彼は、ゆうきよりもずっと冷静だった。
「どっか駐車スペースを見つけて止まって、雨をやり過ごそう」
が、しかし、前方はもちろん、右を見ても左を見ても水の柱しかしか見えない。
どうしよう・・・・・
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オロオロと前方を見据えたら、
突然、雨足が弱まり、10メートル進まないうちに雨が止んだ。

 進行方向がはっきりくっきり
左右の林もはっきりくっきり見ることができる。

 「何だったんだろう、今のは・・・・・」
声に出してつぶやいた。

 局地的な豪雨?
線状降水帯?
雨柱?
雷は鳴っていなかったと思う。

 距離にしてどのくらいだったのだろう。
時間にしてどのくらいだったのだろう。


 しばらく呆然として
後から恐怖が押し寄せてきた。

 局地的な豪雨?
線状降水帯?
雨柱?
もしも抜け出せずにいたら、今頃どうなっていたのだろう。

 何事もなかったのは、
奇跡に近い幸運だったのかもしれない・・・・・。

 自然の驚異に人は太刀打ちできないことを改めて認識している。



 

 

 

 

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2024年8月26日

久々の海

 海に行きたい・・・・・
海が見たい・・・・・・
夏の初めからずーっと思っていた。
思っていたけれど言い出せずにいた。
彼は激務だ。
娘も色々と忙しそう。
わがままは言えない。

 でも、でも、行きたくて・・・・
海が見たくて・・・・・・
ネットで検索したり、ひとり密かに海へと思いを馳せたりしていた。

 7月中は、公私ともに忙しくて
8月に入っては問題続出で、
夏の日々は瞬く間に過ぎていった。

 今年の夏は、海を見ないまま夏が終わるのか。
夏らしいこと何かしたっけ?????

 空しい日々を過ごした。
20日を過ぎれば、彼は3日間の連休がとれるとのことだったが、
どうせ休めないに決ったら~!
って心の中で悪態をついていた。

 連休1日目
彼は家にいた。
待てど暮らせど出勤する様子はなかった。
夜になって
「明日も明後日も出勤しないから。」
彼は言った。
よかった~・・・・・
心底、思った。
異動になって以来初めての連休だ。
幸運なことに娘も連休に入っていた。
一か八か言ってみた。
「お出かけしたい。」
って。
彼は快く承諾してくれた。

 休みだからと言って、彼も娘もゆうきも寝坊しなかった
7時前には起床して、朝ご飯食べて、それぞれに所用を済ませて、
車に乗り込んだ。
久々の3人揃ってのお出かけだ。

 まずはショッピングモールを散策して、お昼を食べて、
海に向かった。

 お出かけのメインは、表向き、モール散策がメインだったが、
本当のメインは、海だった。
彼も娘も、ゆうきと同じ思いだったのではないか、今になって思う。
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 久々の海は美しかった。
久々の海は潮騒が心地よかった。
久々の海は良い香りがした。
風が髪をなびかせ視界を遮る。
久々の海風はあまりに気持ちよかった。
大きく深呼吸した。
海の味がした。
久々の海は、五感に、そして心にも優しかった。

 今年は、海に行けないまま、夏が終わるのかと思っていた。

 行って来られて、本当によかった。
身も心も十二分に満たされた。

 今年の夏に思い残すことはない。

 海まで連れて行ってくれた彼に感謝
両親に付き合ってくれた娘に感謝。
運命にも感謝だ。

 

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2024年8月23日

危ない!

 1週間ほど前のこと
夜8時少し前、ゆうき一家は車で帰る途中だった。
運転していたのは彼で、ゆうきは助手席に娘は後部座席にいた。
諸事情で帰りが遅くなった。
まだ買い物が済んでいなくて、少し焦っていた。

 早く帰らなきゃ・・・・・
明日も仕事だ。朝が早い。
今夜中に済ませておきたいことがいっぱいある。
ゆうきだけでなく、彼や娘も同じ風に思っていたはずだ。

 車は林道を走っていた。
建物は木々の向こう側にあり灯は通りまで届かない、街灯もまばらだ。
車のライトだけが頼りな道である。
目を凝らし神経をとがらせ・・・・・・
と、突然、彼が急ブレーキを踏み叫んだ。
「あっ~!」
何事かと思った。
目を見開いた。
車のライトが、目の前を横切る何かを捉えていた。
「鹿だ!」
今度はゆうきが叫んだ。
鹿は2頭いた。
子供の鹿なのだろう。
体が小さく足が細かった。
驚いたのは、むしろ、鹿の方だったのかもしれない。
動きが止まり、車の方をジッと見つめていた。
震えているように見えた。
怯えているように見えた。
車が止まると
安心したのか、反対車線側の林へと走り去った。
わずか数秒の出来事だった。
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 もしも、ブレーキを踏むのがコンマ1秒でも遅かったら・・・・・
今度は人間達が震えた。

 鹿と遭遇した場所は
確かに田舎道ではあるが、山奥ではない。
林の向こう側は大きな病院で、目と鼻の先に県立の学校があり支援学校があり、住宅街もある。

「まただね・・・・・」
ゆうきがつぶやいた。

 鹿と遭遇したのは初めてではない。

 以前はキツネと遭遇した。
熊が出没するとの情報もある。
その他諸々、多くの生き物が生息しているらしい。

 危ない目に遭う人続出地点だ。

 気が抜けない地点だ。

 かわいいだけでは済まされない
野生の生き物との共存。

 人間の側が気をつけるしかない。

 彼は黙ってハンドルを握っていた。
娘もゆうきも黙っていた。
車中になんとも表現しがたい空気が流れた。

 鹿と遭遇した場所は、ほとんど毎日通る
生活路と言っても過言ではない。

 今日も気が抜けない。

 また、何か目の前に飛び出してくるかもしれない。


 

 

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2024年8月21日

落ちない

 リンゴの木に実を見つけたのは、夏の初めの頃。
最初は小指の先ほどしかなかった。
緑色でいかにも固そうだった。
順調に大きくなると良いなって思った。
綺麗に色づくと良いなと思った。
そのままの場所で、夏を超えられると良いなと思った。

 今年の夏は猛暑で、外に存在するリンゴの木にとって過酷な環境だった。
日照りの日が何日続いただろう。
雨はなかなか降らず、ようやく、雨が降ったと思ったら
地面を叩きつけるような豪雨だった。
雷が鳴った。
風が強く吹いた。
ゆうきは心配になった。
リンゴが腐ってしまうのではないか。
リンゴが地面に落ちてしまうのではないか。
毎日、リンゴの木のそばに佇み、リンゴの実の無事を確認する日々が続いた。

 数え切れないほどの日照り、いくつかの雨、いくつかの雷、いくつかの突風。
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 リンゴは無事だ。
かなり大きくなった。
綺麗に色づいた。

 先日の台風にも耐えてくれた。

 日照りに耐え、豪雨に耐え、強い風や雷にも耐え、台風を乗り切ったリンゴ達は、
心なしか誇らしげに見える。

 リンゴに太陽の陽差しが。

 リンゴは輝く。

 

 

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2024年8月19日

台風一過

 台風が過ぎ去った朝、
見事なまでの青空が広がった。
雲ひとつない空だった。
夏富士が、四方の山々が、木々が、家々の屋根が
青空に映えていた。
あまりに美しい空だった。
息を呑むほどだった。
写真を撮ろうとしたのだが・・・・・
彼が出勤する時間が迫っていた。
朝ご飯を準備して、お弁当を詰めて
バタバタとしている間に、
お空は快晴じゃなくなった。
つかの間の快晴。
気がついたときには
お空は雲でいっぱいだった。
台風一過の日、お空の変化はあまりに著しかった。

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 特にこれといった被害を残すことなく台風は去った。
お庭の様子はいつもと変わりない。
実家の畑の様子もいつもと変わりない。

 非常に強い台風だから、警戒していたのだが
ホッとするやら、拍子抜けするやらだ。

 台風シーズン到来。
次なる台風もうまく逸れてくれたならば喜ばしい。

 ところで、
ゆうきは「台風一過」を「台風一家」だと
勘違いしていた。かなり大きくなるまで。
昔々の話である。

 

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2024年8月16日

今できることを

 行きつけのスーパーに買い物に行って驚いた。
飲料水の棚がすっからかん・・・・・
1本もなかった。
お米の棚はすっからかんではなかったが、
品薄だった。
カップ麺&袋麺の棚も、いつもよりずっと数が少なかった。

 皆さん、いざという時のために買い置きを考えているのだろう・・・・・

 仕方がないので、飲料水もお米も買うのを諦めた。

 もしも、今、大地震が来たならば、家にある食材で、乗り切るしかない。

 みんながみんな同じ事を考えるから、品薄になる。
自分自身のためではなく、家族のために、なんとか手に入れようと必死になる人も、きっといるはず。
コロナ禍の時は、まずマスクが不足して、
しばらくすると今度はティッシュやトイレットペーパーを買い占める人が続出したっけ。

 情報に翻弄される人々
ゆうきもそのうちのひとりなのかもしれない。

  なにはともあれ
今、自分に出来る準備をしておくしかない。

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 スマホはこまめに充電しておこう。
懐中電灯はちゃんと着くかどうか、確認しておこう。
車の給油もこまめに行う。

 カセットコンロとガスボンベ・・・・・・
娘にお鍋でご飯を炊く方法を伝授しておかなきゃ。

 保冷剤もあった方が良いだろう
使い捨てカイロもあった方が良いだろう。

 地震が来るのは暑い時期なのか寒い時季なのか・・・・・

 南海トラフ臨時情報は解除されたけれど、いつ地震が来てもおかしくない状況に変わりはない。

 考えること山積みだ。 

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2024年8月14日

結局のところ・・・・・

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 いつ来るかわからない地震にどんなに怯えていようが
ジッと家に籠もっているわけにも行かないから動く、働く。
お腹は空くし、
夜になれば眠くなる。
働いて食べて寝て。
南海トラフ地震の発生可能性が平時より相対的に高まっているとの
情報
 があって、多少何なりとも気持ちの高まりはあるが、
普段と変わらない毎日を過ごしている。

 お外の様子もいつもと変わらず
お空の様子もいつもと変わらず
お庭の、頼んでもいないのに勝手には生えて来た草花たちは相変わらず元気だ。

 パソコンに向かっていたら、
野鳥のさえずりが聞こえてきた。
野鳥のさえずりも普段と何ら変わりがないように感じる。

 人間以下以外の生き物は、人間よりもずっと自然の変化に敏感で
迫り来る危険を察知する能力があると聞くが、
大地震がある前、今、すぐ近くでさえずっている野鳥はどう行動するのだろう。

 東日本大震災の時の事を思う。
震災の前の日、お外はどんな雰囲気だったっけ?
お空はどんな様子だったっけ?
まったく覚えていない事を悔しく思う。

 今、この瞬間にも、大きな揺れがあるかもしれない。

 怯えてはいるが、警戒はしているが、
ゆうき一家は、普段と変わらない行動をとっている。

 大空を仰いでみても、普段と変わらないように感じる。

 大地震の前、どんなお空が広がるのだろう。

 

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2024年8月12日

びっくり

 早く帰らなきゃ・・・・・
焦りつつもなかなか帰れなかった。
諸事情が重なった。
疲れもたまっていて、少々動作が鈍くなっていた。
帰ったならば、やること山積み。
早く帰りたい時に限って
スーパーのレジは激混みだったり、信号という信号が全部赤だったりする。
「あぁ~!もう!」
ちっともも思うようにいかない。
時間ばかりが容赦なく過ぎていく。
もう、イライラを通り越して笑えてきた。

 息も絶え絶え、疲労困憊で我が家に帰り着いた。

 買ってきたものを両手に提げ、玄関ドアの鍵を開け、
いざ、家の中へ。
と、突然、ものすごい音がした。
耳とつんざく爆音だ。
一瞬、手足の動きが止まった。
何が起きているのだろう・・・・・
私は何をやらかしてしまったんだろう・・・・・
って思った。
音はどこから聞こえてくるのだろう。
玄関先でキョロキョロした。
音は鳴りやる気配がない。
胸の音はもはや早鐘だ。
どうしよう、どうすれば良いのだろう・・・・・
泣きたくなったとき
「地震です、地震です、強い揺れに注意してください」
と声がした。
声が聞こえて、ようやく、音の発信元が脇に挟んだスマホ出ることに気がついた。
 靴を脱ぎ、足早に廊下を歩き、リビングに続くドアを開けた。
照明器具の傘は、すでに大きく揺れていた。

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 どのくらいの間、揺れていたのか・・・・・記憶にない。
揺れが収った時、体が震えていた。

 前日に南海トラフ地震の発生可能性が平時より相対的に高まっているとの情報があり
ある程度、覚悟はしていたつもりだったが。

 びっくりした。
慌てた。ただひたすら怖かった。

 また地震が来るかもしれない・・・・・

 いつ来るのか。
どこにいるときに来るのか。
ひとりの時かそれとも誰かと一緒の時なのか
何をしているときに来るのか。
どのくらいの規模の地震なのか。

 今パソコンに向かっている間に揺れに見舞われても不思議ではない。
ちっとも気が抜けない。

 人間の緊張感とは、どのくらいの間、維持できるのだろう。

 

 

 

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2024年8月 9日

朝のうちに

 暑いから
お掃除は朝のうちに。
掃除機をかけて、床と畳は水拭き。
水道水の気持ちいいことこの上ない。
ぞうきんがけ仕立ての床が朝日に照らされる。
きれ~い!

 暑いから
洗濯は朝のうちに。
日が昇りきる前に干し終えるのが理想。
今のうちに今のうちに・・・・・・
洗濯物を干し終える頃、日が完全に昇る。 
よし、間に合った。
お日様の香りが心地よい。
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 暑いから
庭仕事は朝のうちに。
とはいえ・・・・・
お外は、朝からすでに暑い。
だから、5分だけ。
時間を決めて草抜きすることにした。
たかが5分されど5分。
意外にも作業は進み、草の小山が出来た。
夜に帰宅した彼に
「お疲れ様~!」
って労われた。
たとえ5分でも草抜きしてよかった。
玄関先も気持ちもすっきりだ。

 暑いから、暑いから、暑いから、
朝のうちに。

 ゆうきの朝は忙しい。

 

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2024年8月 7日

雷雨

 ふと気がつくと、日が陰っていた。
先ほどまでの明るい陽差しはどこへやら・・・・・
お空はあやしい雲行きだ。
程なくして、お山の上がピカッと光った。
お山の上が光るのとほぼ同時に地響きを感じた。
耳をつんざく雷鳴。
雷雨だ!
地べたがみるみるうちに濡れていく。
アスファルトがツ~ンと香る。

 一昨昨日は雷雨があった
一昨日も雷雨
昨日も雷雨。
もしかして今日も?
8月に入って以降、毎日雷雨だ。

 実は・・・・・
今に始まったことではなく
雷雨があるたびに、稲妻を撮るべくカメラを構えるのだが・・・・・
いつだって空振りだ。
いつか撮ってみたい稲妻。
撮れるかな撮りたいな撮れると良いな。

 やがて、雨足は弱まり、雷鳴は遠のいた。
雲の切れ間から日が差した。
試しに太陽と反対の空を見てみた。

 期待通りのものが目の前にあった。
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虹だぁ~!
久々に見た虹だ。
今年初めてのはず・・・・・。
靄でいっぱいだった心にも日が差した。

 稲妻は今回も撮れなかった。
でも、でも、虹が撮れたからよかった。

 大気の状態が不安定な日が続く

 いつか撮りたい稲妻

 撮れるかな撮りたいな撮れると良いな。

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2024年8月 5日

ロス・・・・・

 気持ちの整理が出来なくて・・・・・・
なかなかブログの記事に出来ないでいた。

 オカメインコのくりむが天に召された。

 数ヶ月前からだんだんと弱り始めた。
日に日に出来ないことが増えていった。
亡くなる1日前には息も絶え絶えになった。
苦しそうで、辛そうで、見ていて切なかった。
どうにも出来なくて、
どうにもしてやれなくて、
やるせなかった。

 お別れの時が近づいているな・・・・・
切に感じた。
切に感じてはいるけれど、
誰も口にしなかった。

 雷鳴が轟くある夜にくりむは逝った。
騒ぐことなく静かに。
逝く日の朝、くりむは、彼の肩の上で過ごした。
娘は、くりむをジッと見つめて、出勤して行った。
午後にはゆうきの手の中で甘えた。
くりむは苦しそうだけれど嬉しそうでもあった。
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 我が家にやってきて11年と1ヶ月。
くりむは、ずーっと家族だった。

 ツンデレで、でも、甘えん坊で、暴れん坊で
いつもいつも騒がしかった。

 朝、目覚めるとくりむがいて、
帰ってくるとくりむがいて、
春夏秋冬、季節を問わずくりむがいて、
晴れの日も雨の日も曇りの日も雪の日も
お天気関係なくくりむがいて、
嬉しいときも悲しいときも楽しいときも辛いときも
一緒だった。

 くりむの存在はあまりに当たり前だった。

 くりむがいない家の中は、静かだ。
静かすぎる。

 1日に何度も籠の中を確かめる。
何度確かめてもくりむはいない。

 キーボード打っている今も泣きそう・・・・

 くりむの死を、まだ、受け入れられない。

 

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2024年8月 2日

あづい・・・・・

 暑い暑い暑い暑い暑い
暑いったら暑い。

 暑さ厳しい最中、地元よりも更に暑さ厳しい県庁所在地へ行く用事ができた。
彼は仕事で、ゆうきが車を運転していかなくてはならない。

 運転苦手なのに・・・・・・
何日も前から憂鬱で、
当日は、体も気持ちも重かった。
兎に角無事に行って無事に帰ってこなくては。
ドキドキハラハラだ。
緊張しすぎて、喉も渇かない・・・・・。

 県庁所在地はお山の向こう側。
道中は獣道あり、車の通りが激しい国道あり・・・・・・
難関が何カ所もある。

 頭の中で何度も何度もシミュレーションした。

 身支度を済ませお手洗いに行き飲み物を持って、いざ出陣。
出発早々、早速、渋滞にハマった。
焦りは禁物、
こんな時のために、早め早めの行動を心がけている。
渋滞を抜けたならば、獣道だ。
カーブが多いこと多いこと・・・・・
上り坂、下り坂・・・・・・
前を見据え、手に汗を握る思いでハンドルを操作した。
獣道を抜けたならば、片側2車線の国道だ。
2車線の国道に入るには、合流しなければならない。
合流は特に苦手・・・・
ウインカーを出して、バックミラー、サイドミラーを確認して・・・・・
あぁ~よかった・・・・・

幸いにも後方から来る車はない。
無事に合流できた・・・・・・。
気がつくと、汗だくだった。
法定速度を守って、交通ルールを死守して、
なんとか無事に目的地にたどり着いた。
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 ふぅ~っ!
やっぱり運転苦手だわ・・・・・

 つくづく思う。

 帰り道も行き同様、緊張しっぱなしだった。
家にたどり着いたら、ぐったりだ。

 運転するたびに緊張の連続だ。
寿命が縮まる思いをすることたびたび・・・・・・

 運転がうまい人をゆうきは尊敬する。」
運転を生業とする人はもっともっと尊敬する。

 交通事故の話を見聞きするたびに身につまされる思いがする

 明日は我が身。

 交通の便が極端に悪い地に暮らしている。
運転免許は生活する上で必須。

 気を引き締めてハンドルを握るしかない。

 

 

 

 

 

 

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